今回の墓参は、余りに相応しくない表現だけれど、地獄ロードのお務め。
それ程に厳しい苦行でした。
妹も同様の感想を書いています。
歳相応に、体力相応に振る舞う - 世界に一つだけの姥花日記 (goo.ne.jp)
炎天下、遮るものがない墓地の気温は、一層高くて。
墓石の照り返しもあるからのようです。
恐らくそこの気温は人間の体温は超えていたでしょう。
私より遥かに体力が勝る妹でさえそうでしたから、私のその時の辛さは相当なもの。
でも両親のお墓参りですから、気持ちだけは前向き。
そのお陰で、倒れる一歩手前ながら、持ち堪えられたように思います。
バスに乗り、最寄り駅に戻ったときは、やっと一息つくことが出来、駅に隣接した喫茶店で一服することに。
抹茶ラテの美味しさに感動。
何とか息を吹き返し、それぞれの交通機関で家路に就きました。
私はバスに乗車して5分もすれば、我が家からすぐの停車場に到着。
喫茶で一息付けたものの、疲労感は只事ではありませんでしたから・・・。
帰宅したら入浴を済ませ、すぐ横になるつもりでした。
ファミリーレストランで、食べ過ぎ位の量を、お昼にいただいていましたから。
そしてドアの前に到着。
鍵を手にしようと思い、バッグの中に収めたポーチを取り出しました。
その中にキーホルダーが入っているからです。
ところがどうしたことでしょう。
次女宅の合鍵はありましたが、我が家の鍵が見当たりません。
このポーチは次女からプレゼントしてもらったものですが、
私の一番の愛用品の一つですです。
高齢者用パスとキーホルダーを私はこのポーチの中にいつぃも入れています
他のものもひっくり返し、バッグの中をくまなく探しましたが、どこにもありません。
気持ちが次第にパニック状態に。
すべて洗いざらい探しましたが・・・。
やはりありません。
次第に悲壮な気持ちになっていきました。
死にそうに疲れているのに、家に入れない。
こんな最悪なことがあるでしょうか。
十年くらい前に購入したエトロのバッグです。
リバーシブルになっていて黒のバッグとしても使用できます。
このバッグの中に入れていました。
そして心に浮かんだことがあります。
ドアの鍵をかけ、出かけてすぐ、私は日傘を忘れたことに気が付きました。
そのため、慌てて引き返し、日傘を手にして、また家を出ました。
バスの時間が迫っていたので、かなり焦っていた私です
実はこの状況に身を置いた時、必ずと言っていいほど犯す、間抜け行動が、私にはあります。
忘れ物を取りに家に入る時、私は又すぐ出かけるので、鍵穴に鍵を挿したままにします。
そして、その忘れ物を手にし、バスに乗り遅れると大変と思い、慌てるあまり・・・
その鍵を鍵穴に挿したまま出かけてしまうのです。
この失敗を私はもう何回も、すでに繰り返してきました。
ですが、これまでは帰宅すると、必ず鍵は鍵穴に挿さったままで無事でした。
この私の失敗を長女も次女も目撃したことがあり、いつも開いた口が塞がらないと言った呆れた顔をするのですが・・・。
癖はなかなか改められません。
ホルダーにキーを取り付けていれば、
このような落ち度はもしかすると回避できたのかもしれませんが
私は中に放り込んだままでした。
しかし今回はその鍵が見当たりません。
人を疑っては、本当に申し訳ないのですが・・・。
家族以外出入りのほとんどない我が家に、この日は2名の方がドアの近くまでいらっしゃいました。
生協の配達員の方と、ガスメーターを新しいのに取り替えるための作業員の方です。
もしかすると不用心と思い、その鍵を預かったり、見えにくい場所に置き換えて下さっているのでは。
そう思った私は、その営業所にすぐ電話を掛けました。
担当の人に問い合わせてみるとのことで、返事はすぐいただけそうになかったので・・・。
暫く経ってからの返事は、全く気付かなかった、というものでしたが。
まだ会社であろう次女に電話。
合鍵は持っているけれど、帰宅は七時頃になるとのこと。
まだ2時間もあります。
疲れ切っている私はそんなに待つ気力も残されていなくて、何だか絶望的に。
するとMちゃんが言いました。
「H(旦那様)が持っているかもしれないから聞いてみるね」と。
その後すぐ返事がありました。
彼も合鍵を持っていたとのこと。
なんと、用意周到なのでしょう。
感激!
その上、更に私は自分の運の強さを思い、心から喜び安堵したことがあります。
それは、翌日だと、次女家族は義父母様の蓼科の別荘に行き、留守だったからです。
合鍵を手にする事さえできませんでした。
ししかHさんはアキレス腱を切り、もう数週間経過しますが、まだ車が運転できない様子、
それで仕方なく送迎のタクシーを呼びました。
タクシーで往復し、彼から鍵をもらい、やっと家には入ることが出来た私です。
しかしこのままでは、何だか不用心。
もしかすると、その鍵を手にした人が、侵入してくるかもしれないからです。
私は心の落ち着きを何とか取り戻し、妹に相談。
妹の妙案で、良い対処が一時凌ぎですができる事に。
長くなるので、この続きは、明日とさせていただきます。
追記
20日に4回目のワクチン接種を受けました。
その反応が余りに強烈で、一両日ぐったりの私。
長女が泊まり込みで看護してくれ、今朝はすっかり元気になりました。
このお話は、いつかまた、させていただきますね
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