nonnon日記
久しぶりに、4年半前に亡くなった愛猫
カールの夢を見た。
カールが丸い小さな電気コンロの傍に
うずくまっていて、脇の毛が、コンロに
接して焦げている。
驚いて抱き上げて、焦げた毛を振り払った。
カールをひしと抱っこしたら、
濡れた鼻が私の頬に触れて、ヒンヤリと
冷たかった。
慣れ親しんだ、ふんわりとした毛の感触を
感じながら、安心感に包まれて
しばらくギューッと抱っこしていた。
そして、フッと気が付いた。
「あれ、カール、あんた、死んだんじゃなかった?」
ーそして目が覚めた。
目が覚めて、がっかりした。
カールの鼻の冷たさが、まだ頬に残っているのに。
夢でいいから、もう少し抱っこしていたかったー
可愛いカールとの至福のひと時ー。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
歳を重ねるということは、‘想い’を沢山持つと
いうことだろうか。
夫の付添いで通う病院への道は、今日も
色とりどりの紅葉に包まれて、目に痛い程だ。