もやいマンション日記

マンション役員の体験を綴った「マンション日記」に、プライベート所感を綴った「nonnon日記」が混ざっています。

No.257「「視線入力装置、公費給付に感謝!その4」

2014-07-03 | 健康・病気

             nonnon日記

 昨年の9月、10月、は、病室の廊下までもヒーヒーという夫の

苦しそうな、甲高い呼吸音が響き渡り、周囲の人を怯えさせる程だった。

この調子では、今度風邪をひいたら、夫の命は

ひとたまりもなく、消えてしまうのではないか・・・、

と、ハラハラする毎日だった。

主治医には、もうその前の肺炎の折、

「この段階で、気管切開しなければ、危ない」と言われていた。

ところが、夫は頑として、「延命処置は嫌だ」と首を振る。

私はどうしていいか解らなくて、とにかく、情報収集に努めた。

気管切開をしている「先輩患者」の奥さん、看護師さん、

リハビリスタッフ、友人、知人、インターネットの情報、・・・

延命処置については、賛否両論。サテ困った・・・・。

夫は命が危なくても、なかなか文字が入力できなくても、

視線入力装置は手放したくない様子・・・・。

こうなると、使える、使えない、でなく

視線入力装置は夫の「心の支え」になってしまったのだ。

しかし・・・・言いたくないけれど・・・・・

・・・・複雑なのは・・・・主婦たる私の「心」・・・・

2か月も3か月も使えていない機器に、毎月9万円は・・・・

ちょっと、きつくない?この先、いつまで置いとくのだァ~~

夫の命の心配に加えて、視線入力装置にヤキモキ・・・・

私の人生史上に残る、「葛藤の秋」が過ぎた・・・。

 

 

 

 

 

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