安岡章太郎は大正9(1920)年生まれ。昭和23(1948)年慶應の英文科を卒業。
本書は昭和元(1989)年野間文芸賞を受賞。文庫本(新潮文庫)にして790ページ
の大作である。新刊書ではないが、今年読んだ本のベスト5に入る。
読み応えがあるが文章がうまいので比較的すらすら読める。何気なく書いている
が、さすがプロ、名文である。
日独防共協定、独ソ不可侵条約、戦後の太宰治、血のメーデー事件、本田技研オー
トバイマン島レース優勝、米国のベトナム軍事介入、東京オリンピック、中国文化
大革命等々激動の昭和史にあって、新聞報道とは別に、それぞれの時点で何を見、
何を感じたか。常に本質を見極めようとする<文士の眼差し>が感じられる。
昭和史、同時代史に興味のある方はぜひご一読願いたい。
本書は昭和元(1989)年野間文芸賞を受賞。文庫本(新潮文庫)にして790ページ
の大作である。新刊書ではないが、今年読んだ本のベスト5に入る。
読み応えがあるが文章がうまいので比較的すらすら読める。何気なく書いている
が、さすがプロ、名文である。
日独防共協定、独ソ不可侵条約、戦後の太宰治、血のメーデー事件、本田技研オー
トバイマン島レース優勝、米国のベトナム軍事介入、東京オリンピック、中国文化
大革命等々激動の昭和史にあって、新聞報道とは別に、それぞれの時点で何を見、
何を感じたか。常に本質を見極めようとする<文士の眼差し>が感じられる。
昭和史、同時代史に興味のある方はぜひご一読願いたい。
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