このところ雨が多く傘が手放せない。5月30日(土)、今にも降り出しそうな中、
傘を片手に錦糸町のすみだトリフォニーホールに向かった。新日フィルの定期演奏
会、今回のプログラムはベートーヴェンとワーグナーである。
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1931年に出版されたF.L.アレンの名著『オンリー・イエスタデイ』(ちくま文庫)
は1920年代の米国が描かれている。それを読むと「現代」が1920年代に始まったこ
とが分かる。--「短いスカート」、「自動車の隆盛」、「誇大宣伝時代」、「不
動産ブーム」等々。
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何年前になるだろう、電機通信大学の哲学教授中島義道を知ったのは『ウィーン愛
憎』を読んだ時だった。それ以来、書店にも平積みを見かけるようになった。『私
の嫌いな10の言葉』、『私の嫌いな10の人びと』、『「人間嫌い」のルール』等々
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「人生は短く、芸術は長い」。--資源は有限だというが、「Time is money」、
時間こそ1日24時間、有限である。「無駄」なことに費やすのはもったいない。今
から2000年前にそのことを考察した人間がいた。それがセネカである。
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5月24日(日)、晴海トリトンスクエアの第一生命ホールで、岡本俊久指揮、バッ
ハ「ヨハネ受難曲」(*)を聴いた。この日の演奏会は昨年の早稲田大学グリーク
ラブ定期演奏会で知ったものである。
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[5/24、東京オラトリエンコール演奏会の感想は明日掲載の予定です。]
本田靖春は元読売新聞記者、ノンフィクション作家。平成16(2004)年71歳で亡く
なっている。
彼の代表作のひとつが、吉展(よしのぶ)ちゃん誘拐殺人事件をテーマにしたノン
フィクションの<名著>『誘拐』である。
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[昨日は東京オラトリエンコールのバッハ「ヨハネ受難曲」を聴いた。その「感 想」は近々掲載予定である。] 髙田三郎(たかた さぶろう)の合唱曲「心の四季」は同「水のいのち」の3年後 に発表された。田三郎が書いた合唱曲の代表作としてこの2曲は全国の合唱団で 演奏されているが . . . 本文を読む
久しぶりに新刊を取り上げたい。本書は今年(平成21年)5月20日発行である。シ
ューベルト、ベルリオーズ、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームス、チャイ
コフスキーの話が載っている。金、玉木の対談と金の話(聞き書きだろう。)で構
成されている。玉木の話はともかく金聖響の話は40歳前の旬の「プロ」の指揮者だ
けにおもしろい。ちょっとした音楽史・発展史の勉強にもなる。
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プロ野球の審判は過酷な職業である。平光(ひらこう)清は昭和40(1965)年から
平成4(1992)まで27年間プロ野球の審判員だった。平光さんは、後から知った
が、昭和13(1938)年生まれ、普通部から大学まで慶應である。
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新入社員時代は文章の書き方に悩んだ。「趣旨」が分かっていなかったからであ
る。その後、「文章」に興味を持った私は、いろんな作家が書いた「文書読本」を
読んできた。書き振りは人によって違うが、文章のおもしろさを味わうことができ
る。
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[昨日の小田原少年少女合唱隊には友人から自宅のメールに「反響」があった。小
田原少年少女合唱隊は6/13(土)「合唱の祭典」(於北とぴあ)に出演する。]
『武士道』は、新渡戸稲造によって日清戦争と日露戦争にはさまれた時代に書かれ
た。当時は、一種の日本ブームだったようだ。セオドア・ルーズベルト米国大統領
が
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大正12年生れの母が、昭和5年(満洲事変前年)中国から帰国して通った小学校が
小田原城内小学校である。母は小田原で一年を過ごし、東京の笄(こうがい)小学
校に転校、そこから府立第六高女に進んだ。
5月17日(日)、母ゆかりの地、小田原(市民会館大ホール)で開催された小田原
少年少女合唱隊&マルベリー・チェンバークワイアの第46回定期演奏会を初めて聴
いた。(長文ご容赦)
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[小田原少年少女合唱隊定期演奏会は、明日のブログで詳報します。乞うご期待!]
岩波新書の中にはいいものがある。いまだ版を重ねている本書もそのひとつであ
る。「イギリスの学校生活」という副題のとおり、著者がイギリスのパブリック・
スクールに学んだ経験を著したものである。
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[昨日は、小雨の中、4/24、25にご紹介した小田原少年少女合唱隊の定期演奏会を
聴いた。はたしてブンダバーであった。詳しくは近日中にレポートします。見てね
~。]
この本を入手したのはいつだったか。10年以上前、例によって、書店で立ち読みが
てら物色していて見つけたのではなかったか。
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