東京大学出版会が発行する「UP」の毎年4月号には東大の先生がすすめる本が出
ている。
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今年もタリス・スコラーズが日本にやってきた。聴きに行かれた方の感想は、はた
してすばらしかったとのことである。タリス・スコラーズはもう25年前に合唱の盛
んなイギリスに誕生している。
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大澤武男氏(66)はドイツ在住、ドイツ・ユダヤ人史を研究している。歴史好きの
私は、昔からなぜか、「ユダヤ人」、「ヒトラー」に興味がある。したがって、大
澤武男氏の著作を読むことが多く、「人生ブンダバー」でも何冊か取り上げてき
た。大澤氏の、比較的最近の作『ローマ教皇とナチス』をおもしろく読んだ。
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[第30回立教大学グリーフェスティバル「詳報」は6月28日(日)掲載予定です。]
昭和11年、ベルリン五輪で日本のサッカーは強豪スウェーデンに3対2で逆転勝ち
した。スウェーデンにはいまだにこの敗戦が「油断するな」の故事として伝えられ
ているという。
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[立教グリーフェスティバルの記事は、作成中、近々掲載いたします。]
CDも本と同様、購入後しばらくツンドク状態になることがある。
「日本の声楽・コンポーザーシリーズ」の「石桁真礼生」が安かったので、購入し
た。(現在未聴である。)
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先日、「合唱の祭典」でフォーレの「ラシーヌ雅歌」を初めて聴いた。フォーレと
いえばレクィエムが有名も有名だが、「ラシーヌ雅歌」--私の知らない、いい合
唱曲がまた一つあった。たった5分あまりの小曲だが、その美しさはいかばかりで
あろう。何回聴いても飽きない。この作品はフォーレ20歳の傑作である。
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その昔、30年ほど前、小澤征爾/新日フィルで武満徹の「ノーヴェンバー・ステッ
プス」を聴いた。定期演奏会ではなかったろうか。ソロは鶴田錦史の琵琶、横山勝
也の尺八だった。細かいところは覚えていないが
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三島由紀夫の「伝記」を読んでいると中村光夫が出てくる。昭和33年、大岡昇平、
福田恒存、吉田健一らと『声』を創刊する場面である。「今さら」かも知れない
が、中村光夫の『日本の近代小説』(岩波新書)を初めて読んだ。
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市民オペラというものがあることをうかつにも知らなかった。主役は「一流」のプ
ロ、合唱団はアマチュアという編成のオペラである。
6月14日(日)、イタリアのヴェリズモ・オペラの傑作「カヴァレリア・ルスティ
カーナ」と「道化師」(いずれも原語上演)を
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三島由紀夫没後35年の年であったろうか、横浜で開かれた岸田今日子による三島作
品、短編の朗読会を聴きにいったことがあった(入場無料)。ステージに登場した
岸田さんは正面に斜めに置かれた椅子に座るとおもむろに朗読を始めた。会場は終
始静寂に包まれていた。最後の一節が読了されると朗読会は静かに終わった。
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