昭和43、44年の東大紛争時、私は高3の受験生だったことは前に書いた。受験に落
ちて、44年4月から東京の受験予備校に通うことになった。街では「夜明けのスキ
ャット」、「ブルー・ライト・ヨコハマ」、「風」などが流行っていた。
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本書はおもしろかった!以前、小説家安岡章太郎の『僕の昭和史』を紹介した。本
書は元東大総長で西洋史家の著書のよる「僕の昭和史」である。
文字どおり昭和元年(それは7日間だった)から昭和64年(これも7日間だった)に
著者の周りに起こった出来事を描いている。
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昨年、11月信時潔作品のSP音源復刻盤がCD6枚組みとして発売された。これは
平成20年度の文化庁芸術祭大賞を受賞している。
その中からDISC2「いろは歌」~「桜花(はな)の歌」19作品を聴いた。
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風邪をひいてしまったのか、今日は体調不良で休暇を取った。こんなこともあろう
かとブログは作り溜めしてある。以下はその「在庫」から。
モーツァルトの「アヴェ・ヴェルム・コルプス」は難しい。たった3分ちょっとの
曲なのにである。
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世に名著といわれる本は数多いが、私が読んだ範囲で本書は名著のベスト5に入るだろう。本書を単行本で読んだのは学生時代だから、もう30年以上前になる。このたび、じっくり読み直し、感動を新たにした。 . . . 本文を読む
丸谷才一と山崎正和の談論風発、20世紀を語り明かした本である。各章ごとに本が
取り上げられ、それをベースに話が進んでいく。ここには自由な議論がある。お互
いの刺激によって話が発展していくおもしろさが味わえる。
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知っているようで知らない、あいまいな知識というものがある。東京裁判に関する
知識もその一種である。本書は東京裁判を追いかけている、比較的若い40代の著者
二人による対談である。
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昔--昭和40年代前半だろうか、『世界大百科事典』というものが流行(はや)っ たことがあった。今や「ウィキペディア」などオンライン百科事典の時代である。 全面的に信用することはできないかもしれないが、ちょっとしたことは「ウィキペ ディア」を調べれば分かるので便利である。 . . . 本文を読む
昨日に続き女性の著書をご紹介。池田晶子さんは慶應女子高で紺野美沙子と同期。
田中美知太郎ばりに「自分の言葉で考える」ことを実践した哲学者であった。注目
していたのだが、一昨年ガンのため46歳で亡くなられてしまい、まことに残念だ。
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