9月25日(水)、港の見える丘公園にある大佛次郎記念館へ。
現在開催中の「鞍馬天狗誕生100年」展を取材するためだ。
入口で、健康保険証を見せ、「横浜市在住の65歳以上です」と申
告すると、入場料200円が100円になる。今どき破格の値段。
大佛次郎(おさなぎじろう)は、明治30(1897)年、横浜市の
生まれ。一高から東京帝大法科卒。
在学中、女優の原田登里と学生結婚。
大正13(1924)年、『鞍馬天狗』の第一作『鬼面の老女』から
亡くなる昭和48(1973)年までほぼ50年にわたって活躍。
代表作は、他に『赤穂浪士』(「赤穂義士」にあらず)、『帰郷』、
『パリ燃ゆ』、『天皇の世紀』(未完)など。
昭和39(1964)年、文化勲章(注)。
(注)この年の文化勲章受章者は、他に茅誠司、藪田貞治郎、吉田五十八、我妻
栄。
展示物は、大佛次郎関係の写真、本(初版本)、挿絵、全集、大
佛次郎賞受賞作品(図書)、「鞍馬天狗」ポスター(嵐寛寿郎)、
書斎の再現など。
まことに興味深かった(多くは写真撮影不可)。
ちなみに「アラカン」こと嵐寛寿郎(1902-1980)は、70歳過ぎの晩年(いさ
さか三枚目?)しか知らなかったが、鞍馬天狗を演じている頃は(ポスターを
見ると)キリリとしたいい男だった。
アラカンは5回結婚。最後の(?)奥さんは40歳年下だった。
大佛次郎の作品を片っ端から読んでみたくなった。
しかし、残された時間はない?(笑)
チラシ 来年1月5日(日)まで
記念に購入
私の蔵書から 『終戦日記』 『乞食大将 後藤又兵衛』
後者は小泉信三が絶賛。
10:58 大佛次郎記念館
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11:04 クイズ
11:07 大佛次郎ゆかりマップ
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11:14 新婚間もないころ 24歳
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11:14 直木賞選定の様子 昭和38(1963) 66歳
大佛が直木賞選定委員に就任したのは38歳の時。
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11:16 ライフワーク
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11:20 2階へ
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大佛次郎が戦後創刊した雑誌『苦楽』
終戦後、一番情けないと思ったのは日本人が揃って自分への信頼を失くして了
ったように見えたことである。・・・・・・『苦楽』は時世に腹がたったから出た雑
誌だとお考え下さっていい。わざと、回顧的な顔付で出たように見えるだろう
が、『苦楽』が志しているものは公明で自由な未来の世界だ。(創刊号)
11:54
11:54 奥の展示は撮影不可
12:07
12:08 大佛は(生涯)500匹の猫と暮らした。
12:09 使用していたソファー
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12:14
12:15 「猫」の置物
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12:45 大佛次郎70歳 里見弴80歳を祝う野球大会
12:47 R5(2023)/8発売
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