本書第六章「日中戦争・旗行列提灯行列の波は続いたが・・・・・・」では、p197~201
に「『南京虐殺』はあったが・・・・・・」として南京事件をとりあげている。
今から72年前におきた南京事件は、南京攻略の際に発生した日本軍による中国民間
人の虐殺事件である。
. . . 本文を読む
レポートが遅くなったが、8月23日(日)、残暑がまことに厳しい日、神奈川県県
民ホール(小)において、桑原先生の主宰する Konomi Kai の発表会を聴かせてい
ただいた。
. . . 本文を読む
『近衛文麿』の間違いではない。「日本のオーケストラをつくった男」として、近
衛秀麿の一生が綴られている。近衛秀麿は明治31(1898)年、近衛公爵家の次男と
して生れた。長男文麿(元首相)とは七つ違いである。
近衛家は大化の改新で蘇我入鹿を倒した中臣鎌足を祖とし、 . . . 本文を読む
本書第二章には「昭和がダメになったスタートの満州事変」として、詳しく説明している。
参考までに山川の『詳説日本史』では次の記述となっている。
中国で国権回復の民族運動が高まっているころ、日本国内では軍や右翼が幣原
喜重郎の強調外交を軟弱外交と非難し、「満蒙の危機」をさけんでいた。危機感
を強めた関東軍は
. . . 本文を読む
高木東六は日露戦争があった明治37(1904)年に鳥取県米子市で生れている。NHKの「あなたのメロディー」やTBSの「家族そろって歌合戦」の審査員として知っていたが、父母の世代には「空の神兵」、
. . . 本文を読む
引き続き半藤一利『昭和史 戦前篇』。
『詳説日本史』(山川出版社。2006年文部科学省検定済版)より
張作霖が国民革命軍に敗北すると、関東軍の一部に、謀略によって張作霖を排
除して満洲を直接支配するという考えが台頭してきた。
. . . 本文を読む
T次長から拝借した、半藤一利『昭和史』の戦前篇を読んでいる。本を読むとき
は普段、定規で線を引いたり、印を付けたりしているが、拝借した本なので(--
図書館で借りるのも同じだが。)線を引くわけにはいかない。その代わり、
. . . 本文を読む
今月発売の『音楽の友』9月号より--「ブル先生の日々是好日」に20年近く前の
話として、畑中先生と福永陽一郎、北村協一さんが大阪の名門ホテルプラザ(今は
ない。)、仏料理「ル・ランデヴー」で食事をした時の話が載っている。いろいろ
あって、急に福永先生が立ち上がり
. . . 本文を読む
昔、毎日新聞政治部がまとめた『政変』(角川文庫)という本をおもしろく読ん
だ。自民党の派閥の長が、今よりももっと力を持っていた時代の抗争劇を描いたも
のだった。
その延長線で、田崎史郎『竹下派死闘の七十日』(文春文庫)なども読んだ。
. . . 本文を読む
谷崎潤一郎が昭和8年に発表した名作、快作エッセーである。「いんえい らいさ
ん」と読む。30年以上前に読んだ時にはあまりピンと来なかったが、今読み返して
みると感じるところが多い。
例えば寺院とか「日本の厠(かわや)」とか行燈(あんどん)のある部屋など
. . . 本文を読む
渡部昇一は半藤一利と同じく昭和5(1930)年生れ。今年79歳になる。渡部昇一を
知ったのは、講談社現代新書『知的生活の方法』(昭和51年刊)を購入した時だっ
た。渡部昇一40代の傑作でロングセラーとなっている。
. . . 本文を読む
30年以上前になるだろうか、いわゆる社内「販売協力」で1年間『PHP』を購読
した。最初の2、3冊は熟読していたが、「いい話」にマンネリとなり、あまり読
まなくなってしまった。(「いい話」ばかり続くと「感動」がなくなってしまう。)
. . . 本文を読む
まずは「出版社 / 著者からの内容紹介」を引用しよう。
「迷い、悩み、苦しみ、祈り……人間の「煩悩」から生まれた魂の叫びに耳を
すます」
人は心に悩みや苦しみ、迷いを抱えた時、神や仏を訪れる。とりわけ、仏教国
日本においては、
. . . 本文を読む
今年は中村紘子デビュー50周年(!)である。中村は、本業のピアニストとして有
名であることもさることながら、大変な文章家である。天は二物を与えずどころ
か、二物も三物も彼女に与えている。
. . . 本文を読む