以前も書いたかしらん、高校2年の時だったか、学級会で、どう
いうきっかけだったか、「お互いにもっと挨拶をしよう」と提案
したことがあった。
すると、すかさずMくんが立ち上がり、「虚礼はよくないと思い
ます」(私はあえて反論はしなかった)。
それが「物事にはさまざまな意見がある」ということを知った初
めだ。
もっとも、意見にもある程度正規分布が存在するが・・・・・・。
ということを前提にしつつ、自民党総裁選も終わり、新聞を読ん
で、今、何を考えたかを記録しておくことも大切なのかもしれな
い。
いつもは産経新聞を購読しているが、9/30、10/1は、多少「格調」
高いと考えている日経新聞も購入。
余談だが、Yahoo!ニュースに選ばれるものの「多く」は(むろん「すべて」と
いうことではなく)、レベルが低いというか薄っぺらいのでは。それで忙しい
毎日が流れていく?
もっとも資本主義国の新聞は、「オーバーにいえば」、ある「市場」(マーケ
ット)に売れれば商売になるのだから、売れれば、褒めようが叩こうが、中身
はどうでもいいのかもしれない。
9/30 日経
○(一面)「今の日本に猶予はない」(政治部長吉野直也)
--自民党が望んだのは党の『安定』だった。
3Aがなんだかんだと言われているが、大勢は、河野氏の異端、変
革願望より、オーソドックスで安定的、「秩序ある進歩」の岸田
氏を選んだということだろう。
10/1 日経
○(一面)「『共感』超える指導力を」
(ニュース・エディター丸谷浩史)
--岸田氏は「聞く力」を掲げて同僚議員の支持を集めた。だが改革色の強い
政策を断行するとき、いろいろな人の意見を聴くだけでは立ち往生してしまう。
立民安住氏(59)が「岸田氏の聞く力に期待」と言っているが、
「聞く力」とはもっともな意見、提案には耳を傾けるということ
であって、何でも言うことを聞いてそのとおりにするという意味
ではないことは「言うまでもないこと」だ。
政治は(私は政治には無縁だが。)「discuss and persuade」だ。
自民党のいい所を挙げるとすれば、いい意見であれば、誰のもの
であれ、取り入れていくという点かも知れない(私はあくまで無
党派だが)。
どうも安住氏(「紳一郎」ではなく「淳」)は、個人的には、や
ること(新聞の採点掲示など)や発言内容のレベルが低いように
感じるのだが・・・・・・。
なんとか注目を集めようと必死なのだろうが・・・・・・。
○(社説)「岸田氏は成長と分配のバランスをとれ」
--「成長と分配の好循環」を唱えるのはいい。経済のパイを拡大しながら、
配分を適正化するのが理想である。問題は岸田氏が両者のバランスをとれるか
どうかだ。・・・・・・むやみにばらまくような政策は厳に慎むべきだ。
経済は「成長」あっての「分配」だ。
一方、海外の金利が上がりつつあるのに、日本だけいつまでも超
低金利でいいのかという問題もある(日銀の問題だが)。
海外の金利が上がれば、お金は海外に向かい、日本株安&円安&
輸入物価上昇ということになるのではないかしらん。
もっとも、このあたりの実体経済分析は、経済学者でも難しいの
だろうが・・・・・・。
日経新聞は、経済欄もさることながら政治欄、文化欄、スポーツ
欄(とくにゴルフ)もすばらしい。中国分析もなかなかだ。
○立民と共産が政策合意して、衆院選を闘い、共産は首相指名も
枝野氏に投票し、その暁には閣外協力もするという。
志位氏は「大きな前進」というが、「一歩前進、二歩後退」
(レーニン)もありうるのか、じっと見守りたい。
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○日本女子オープンゴルフが栃木県の烏山城CCで開催中だ。
このコースは、東京五輪の会場霞ヶ関CCなどを設計した、名
匠井上誠一(1908-1981)の設計によるもので、たしか、以前、
湯原信光プロが所属していたのではなかったかしらん。
第2日が台風のため中止となり、最終日が4日(月)になるとい
うのも珍しく、女子ツアー史上3度目だという。
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