人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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ドイツ語と私--我思う、ゆえに我あり

2008-12-22 05:45:00 | Weblog
私の大学1年経済学部G組は、第2外国語がドイツ語で、その指導は30台半ばのK
という(R大学から転任して来られた)先生だった。転任の理由はR大学で学生か
ら「学生運動を認めます」という趣旨の念書にサインを求められたのを「こんなも
のにサインができるかっ」と拒否したとのことだった。


K先生のドイツ語の授業である時、デカルトの「我思う、ゆえに我あり」の話をさ
れ、「デカルト(フランスの哲学者)はその言葉を何語で言ったか知っているか
い?」と言われた。

私は真っ先に手を挙げて、「ラテン語っ」と答えたら、先生は「ふむ」とだけ言わ
れた。続けて「じゃぁ、なんて言ったのか知ってるかな?」とおっしゃるので、
「コギート・エルゴ・スーム」と答えると、2回目の「ふむ」となった。クラスの
全員が私の方を振り返ったことを覚えている。


しかし、今になって調べてみると、デカルトは『方法序説』の中では、
「Je pense,donc je suis. 」とフランス語で記述しており、ラテン語ではないそ
うだ!!(笑)


なお、当時「哲学」することにこっていた私は、暗記物のドイツ語を落としてしま
い、1年生を2回経験することになる。(何事も経験だ!)

K先生、現在もお元気でG大学の大学院教授をされているようだ。
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2 コメント

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海馬のはたらき (minorer)
2008-12-26 22:21:15
突然思い出しました
かなり前に読んだアルフォンス・アレーの短編の中に
「我 包帯す 故に 我 止血す
(ジュパンス ドンク ジェシュイ)」
という「もじり」の言葉があったのを

まったく、くだらないことは良く覚えているものです
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第2外国語 (katsura1125)
2008-12-27 20:12:21
minorerさん、小コメント有難うございます。
minorerさんの第2外国語は仏語でしたですね
~。
第2外国語は基本だけでもきちんとやっておけば
幅が広がりますよね~。
ちなみにうちの息子はイラン語(ペルシャ語)
を一生懸命やってました。
返信する

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