河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

第270回岡山県臨床整形外科医会研修会

2010-10-23 | 研究・講演
夜、第270回岡山県臨床整形外科医会研修会があり、参加してきた。

特別講演
『運動器の痛みの治療 -その意義と今後の動向ー』
大阪南医療センター 院長 米延策雄 先生

講演メモ

痛みを訴える患者の数は膨大→医療費も莫大な額
さらに痛みのために失われる労働損失も莫大
世界中で痛みに対する対策が求められている。

アメリカ議会は新世紀の始まる2001年からの10年間を
“the Decade of Pain Control and Research”
“痛みの10年”
とすることを採択し、この宣言に当時の大統領クリントン氏が署名

Brain decade 1990-2000
デカルト 人間論

痛みを可視化する方法
①痛みによる伝達物質を免疫組織科学で可視化
②Functional MRI

疼痛の分類
侵害受容性疼痛
神経障害性疼痛
心因性疼痛

プレガバリン(リリカ)
副作用としてふらつき

「痛み」は死そのものより恐ろしい暴君である
We must all die. But that I can save him from days of torture, that is what I feel as my great and ever new privilege.
Pain is a more terrible load of mankind than even death itself.
シュバイツァー博士の言葉


専門医制度
診断とは視認すること
VAS
Face scale
Pain catastrophyzing scale

Fifth Vital Sign
“痛みの10年”が始まった2001年にアメリカの医療施設評価合同委員会(JCAHO)は、体温、血圧、心拍、呼吸数と同様に「痛み」をvital signと位置づけて、全ての患者で「痛み」を評価することが義務づけられた。

整形外科の外科という名称が痛みを扱う時に問題視される
外科に分類されると多くの痛みを持つ患者に対応できない

脳神経外科も実態は脳卒中科であり内科的治療が主であるのに外科に分類され似たような状況にある

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インターナショナルフェスティバル

2010-10-23 | 大学
吉備国際大学開学20周年記念事業の一環として第2回加計グループ・インターナショナル・フェスティバルが短期大学部第1体育館で行われた。


壇上で行われているのは留学生によるネパールダンス

本日はたまった仕事を片付けるためもあって、朝から大学に電車で出校した。
高梁駅で理学の2年生に出会ったが、今日がインターナショナル・フェスティバルだとは知らないという。
倉敷にみんなで映画を見に行くのだと言っていた。

インターナショナル・フェスティバルも覗いてカンボジアのカレーや韓国のトッポギなどを屋台で頂いたが、今日中に来週末に行われる附属4研究所合同シンポジウムで加納研究所長が発表するためのスライドを作って加納先生に渡さなくてはならない。
加納先生は人前で話をするのが苦手で、これから1週間かけて発表用原稿を作るのだとか。
適当にスライドに合わせて話せば大丈夫だと思うのだが、そんなことはできないとおっしゃる。
仕方がないので10分間の発表に使えるスライドを作って、プリントして加納先生に渡した。

これから1ヶ月の間、週末は毎週何らかの記念事業が行われる。
その合間に学会やその他の行事も入ってくるので本当に大変だ。
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