「うつせみ和尚」のお説教

『うつせみ和尚の日記』二件の事故が元で『(複雑性)PTSD/鬱』になって
闘病、障害当事者として活動している者です。

野中広務・辛淑玉 「差別と日本人」

2017年06月13日 00時17分16秒 | 日本の「恥部」を晒す

まぁ、対談形式だったせいもありますが、あっという間に読了。

辛淑玉氏の誘導もあったが、野中さんのバックボーンを知ることが出来た。

野中さん自身は京都の園部出身で自身が「」出身であることは、

野中さんが大臣や自民党の役職を歴任する前に様々なインタビューに答えるのを見て

「なんで、こんな実力(人間的な)がある人が、総理や総裁の下で働いているのか?」

と、思い始めたらマスメディアで徐々に「野中広務の出自」が話題になってきて、

間接的に世の中で「『出身者』だから、総理になれない。」という

雰囲気になってきたのを覚えている。

「反・小沢」、「反・小泉」、「反・麻生」、そしておそらく「反・安倍」の立脚点が

ハッキリしている政治家。

それはなぜか?

いずれのお歴々方も自分の実力で政治家に成っていないのである。

小沢一郎も父が政治家、小泉純一郎も家の稼業が「政治」である。

麻生太郎も「麻生財閥-吉田茂の孫」という血筋、

安倍晋三も「父が外務大臣-岸信介・佐藤栄作の孫」。

野中広務氏は、たたき上げである。

それも政治家をしつつも弱者「被差別者(差別を受けている人)」の支援を積極的に行っている。

例えば、ハンセン病(元)罹患者、在日朝鮮人、被差別民、(朝鮮・台湾籍)元日本軍人など。

もちろん、従軍慰安婦(今は差別語)もです。

日本の解消していない問題は今なお残っていることが野中氏の今後の課題らしい。

残念ながら、「精神疾患者」は入っていませんでした・・・。

 

まぁ、前振りが長かったですが本題に入りましょう!(いつも本題の前で終わりますが・・・)

『差別(区別)』は、いまやマスコミは「タブー」になってしまい、

「日本には『差別』は無い。」と言わんばかりだが、

さて『京都から差別・行政は無くなったか!?』と言われれば、

どっこい今も存在している。

私のブログであまり『行政』は取り上げてこなかったが、

役所へ積極的に「被差別民を採用する」これが彼らの掲げる『平等』であり、

まことに歪んだ行政であることは言うを待たない。

近畿圏では「京都・大坂・奈良・兵庫」というのは、差別が激しい地域だ。

「差別を解消するには・・・」ということの答は、団結だそうで

残念ながらこの答は、「被差別精神疾患者」には応用できないことです。

「生活困窮者」もそうですね、今や「生活困窮者は日本経済の足を引っ張る悪者」扱いである。

ちなみに、「生活保護費」は年々減らされている。

時には「夏期・冬期手当の取り消し」や「保護家賃の削減」である。

今年に入って、その当時の私の担当者が「うつせみさん、家賃の手当が4万円に下がりました。」

とのこと・・・。

私は関係なかった、なにせ3万6千円のボロアパートですからね。

困るのは、今まで4万以上の家賃の部屋に暮らしていた人です。

実質、生活費を切り詰めなきゃいけませんからね、死活問題です。(ホント)

私なんぞは「メシは喰わなくとも、出勤する為の交通費は!」と思い、

食費より回数券を優先に買っています。

そのような事は、まずメディアで取り上げないでしょう。

マスメディア自体もはや勝者のモノになっているからだ。

国会議員、首相みんな坊ちゃんだから、弱者の味方なんぞ居ませんよね。

もう・・・

一揆しかない!!

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差別と日本人 (角川oneテーマ21 A 100) 

 

 

 

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神奈川県は『縮小再建』を検討、家族側は『元に戻して』結局は役所の『事なかれ主義』

2017年05月29日 18時25分09秒 | 日本の「恥部」を晒す

県庁でやまゆり園再生検討部会 家族側「元の園に戻して」

 十七日、神奈川県庁で「

施設・家族側」と「園再生基本構想策定に関する部会」(部会長・堀江まゆみ白梅学園大教授)との

間で話し合いがあり、ニュースでよく聞く言葉で言えば「双方の意見に差がみられた」。

津久井・やまゆり園のような「定員百五十人規模の大規模施設」は、全国を見渡しても珍しいと思う。

その需要もあるわけだが、神奈川県側は「グループホームの様な小規模な施設」を

検討しており、当事者である「(障害者としての)私」からすれば、役所側の「逃げ」と言う他ない。

結局、「管理しづらい」のが本音ではないか?

別に役所に管理される為に当事者さん達は生きているわけでは無い。

援助がいるから、県関連施設を利用しているわけで、

逆に言えば、行政は損得勘定無しに彼らを支援していかなければならない。

なぜならば、今「改正問題」で騒がれている『日本国憲法』にうたっているのである。

神奈川県は、格別大袈裟に言うわけではないが「憲法違反」しかねない状態なのである。

「園再生基本構想策定に関する部会」は、『答えを急がない』と、一応当事者家族・職員側に

理解を示す様な答えをし、6月に答申を出す予定だったが遅らせる様である。

是非とも、「護身の県側」にご意見申し上げていただきたいと思う。

 

 

 

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日本の恥部を晒す『日本版・不可触民』の研究!!

2017年03月18日 21時59分49秒 | 日本の「恥部」を晒す

もう、以前にも書きましたが、この「・等」の被差別民については

15冊ほど読んでいるので、あくまでも「自分の中」で、

なにか、「まとめなければ」と思っています。

・「・」の起源をめぐる論争の終着点

・始めは天皇に使える「聖なる職」なのか?

・いつから「」となったのか?

・「佛教・神教との関係」

・明治の「四民(士農工商)平等」と「明治以降の・貧民」

・戦争と

・「戦後の()政策」と現在

etc

別に「専門家」に成るつもりはないけれど、「問題の深掘り」はしたい。

私がとある役所に行ったときに、窓口に放置してあった「」のゴム印・・・。

これは、去年の下旬の話しです。

まだまだ、「現在の問題」なのです。

それは、「籠に乗る人、担ぐ人」という関係が今なお続いているという問題提起でもあります。

また、人間心理における「差別したい人間の業」の問題です。

戦争ににしろ、経済にせよ「他より抜きんでたい」という事でしょうから、

「差別意識の萌芽」と言っていいと思います。

 

 

 

 

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日本の恥部を晒す『日本共産党研究の正体』-の研究

2017年02月11日 06時41分17秒 | 日本の「恥部」を晒す

最近、体調が思わしくなくて本もあまり読んでおりませんが、

立花隆 著「日本共産党の正体」は、ちょくちょく読んだり、

他の共産党関係資料を図書館に行ってはコピーして読んでいたりします。

最近もっとも強烈な印象をもったのが、『戦時共産党』の時の「リンチ死亡事件」だ。

共産党は常に「特高(特別高等警察)」のスパイが常にいる状況で

時に「頭打ち」のようにして「壊滅的状態」に及ぶ検挙がなされている。

9割くらいの中央幹部が検挙され、獄中に運ばれた共産党幹部は改心?

して共産党から離脱していった。

戦時共産党は、「天皇制の打破」、「資本主義から共産主義へ」と言うことを真剣に考えていた。

話しは戻るが、スパイがいる事が常態化していることが幹部の疑心暗鬼と混乱を招き

「査問」といわれる拷問が行われた。

裁判上では、「手違い」によって、特高からのスパイは殺された。

後に共産党内で絶対的地位を確立する「宮本顕治」は、この嫌疑で逮捕され刑についている。

日本が敗戦し、1945年(昭和20年)10月4日GHQの指令

「政治的市民的及び宗教的自由に対する制限の撤廃に関する覚書」が

出され、これを受けて10月5日に司法省は政治犯の釈放を命じる。

 政治犯釈放を翌日に控えた10月9日に出獄。

また日本共産党の再建に精を出すことになる。

その後、宮本は「参議院議員(2期)を務め、日本共産党書記長、同委員長同議長を歴任」

いくら恩赦としても「殺人犯及び共助」の過去は拭いきれない。

それは良いが、立花隆の「日本共産党の正体」では、生々しいまでの描写が描かれていて、

正直、読むに耐えなかった。

宮本自体、「査問、リンチ死亡事件」についてどのような考えを持ていたのか、

宮本亡き今、知る由も無い。

私は、ある程度まで日本共産党の調べを終えた後、「特高」、「日本社会党」の

文献を漁って、知識を深めようと思っている。

「日本共産党」と「旧日本社会党」との違いやイデオロギーの違いからの対立が

どこの齟齬から始まったのか調べていきたいと思っている。

共産党に関しては、「革マル(日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派)」や

「学生運動」などの動きから、「共産主義者同盟赤軍派(赤軍派)と

日本共産党(革命左派)神奈川県委員会(京浜安保共闘)」などの『総括』として

殺人事件が起きている。

「誇り高き主義・思想」が、大きくかけ離れた「査問・総括」の名の下に

「最初から、『黒』と決めてかかっての査問では、スパイであろうが、

そうでななからろうが、関係ないのだ。

今なお、バックボーンが変わらぬ「日本共産党」には

『脱・格差社会』の脱却の提示が必要であろう。

 

 

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『穢れと清目の歴史-非人・穢多』について

2016年12月24日 21時51分04秒 | 日本の「恥部」を晒す

今日、仕事帰りにスーパーに行ったら真っ赤なロングコート着ている女性がいました。

思わず・・・『シャー専用かぁ!!』と言いたくなった空蝉です。

 

本題は今年の上旬、去年の下旬から学習を進めている

「日本の差別問題について」のことですが、

まぁ、中間発表というか、学習半ばでの「備忘録」です。

当初、専門家の間では「古代の天皇」にまつわる行事で掃除役をになった事に遡る説。

主に古書『塵袋』を主なよりどころとするものです。

しかしながら、様々な研究の結果から「平安時代からのもの」というのが定説となっています。

今、日本社会では「被差別民」というのは、『忌み嫌われるもの』と、なっていますが

平安時代では、朝廷や宗教者によって『保護すべき者』とされたのです。

少なくとも、当時では『差別される者』では無かったと言うことです。

特に『保護される重篤な者』とされたのは、「癩病(らいびょう)患者」です。

彼らには、ちゃんとした「手当」が政府(朝廷)から出ていました。

まだ、鎌倉時代以降は調べておりませんが、

類推するに安定した平安時代から源平の戦があって

「平民身分からの転落」が大勢いたのではないか?

鎌倉期に大人気があった、いわゆる「鎌倉新仏教」の中でも『法華宗(日蓮宗)』の

日蓮は「私は旃陀羅(せんだらの家に生まれた!」と言って憚らなかった。

私が見るに「底辺からの人気を得る為」と言う他ない。

結局のところ、「宗教を必要とする社会をデザインした一因は宗教者にあり」

つまりは、現状に不満や虐げられている民がいれば宗教を欲するわけだ。

これは結局、時代が下れば「一揆・悪党」になっていくのだと思う。

明治から昭和初期に成立した「近代宗教」は、既存の宗教では救いきれなくなった民の

リクエストに応えたわけである。

PL教・金光教・創価学会・生長の家・親鸞会などなど

弱みにつけ込む宗教の手・・・

 

 

 

 

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