五木寛之著『人間の関係』
久しぶりの真面目な著作です。
五木寛之さんの本は団塊の世代が読むものだと勝手に解釈していました。
この本の何に惹かれたかというと、本人のうつ体験が書いてあったからです。
男性の更年期障害に近いものなのでしょうか、
ご本人は、三冊のノートに『歓びのノート』『悲しみのノート』
『あんがとノート』の三冊で三回のうつを乗り越えて来ています。
私の場合は、まだ暗中模索ですが
本題は、今問題になっているのは、『人間』ではなく、『人間の関係』
なのではないかと、五木さんは言っています。
『人間の関係』こそが出発点であると結論づけています。
これこそは、永遠のテーマなのではないでしょうか?
人間が存在しうる限り・・・。
良書、良書