※「故・ムッシュかまやつ」ではありません。
人間はおろかな生き物で隣人やたまたま隣り合わせた
「人との差」=「自分の優位性」を見付けたがるものです。
それは文明国であればあるほど、強い物になってくると思われます。
日本では『民主・資本主義』と言いながら、セーフティーネットを手厚くし、
大きな法人を倒産させないように政府や政府関連金融機関が支えてきました。
いわゆる『護送船団方式』というやつで経済発展をしてきたわけですが、
自民党はどんどん海外や社会の要請で「規制緩和」をして、
民間の自制心に移譲してきたわけです。
グローバリズムですが、これはそれぞれの日本の法人を世界のルールに晒してきたわけです。
銀行で言えば、どんどんと合併が進んでいき、
訳の分からぬ長いただつなげただけの銀行名が誕生するわけです。
(どことは言いませんが・・・)
結局は、弱小企業が倒産・吸収・子会社化して行き、「社内身分差別」が出てくるわけです。
せっかく、金融業界を例に挙げたのでもうしますと、「あの人は✕✕銀行出身だから・・・」
てなことで、出世出来なかったりするわけです。
合併前の両社の規模で決まるわけですね、これは様々なルポなどで
生々しいやり取りが確認できますので、その手の本を読まれると解ると思います。(自習)
まぁ、「社内」ならばガマンすれば、給金をもらえるわけですが
ここ十年ばかり、それまでの「一億総中流社会」の崩壊です。
この崩壊により、一度ドロップアウトすると、その人達を再雇用する許容が無くなり、
「永年ドロップアウト層」を生み、セーフティーネットの負担が増し
「ドロップアウト層性悪説」が、選挙の票を生み今の政界の「一強他弱」を生みました。
結局はその政界図は、社会の所得差を予見することになりました。
『所得の「一強他弱」化』です。
「ドロップアウト層性悪説」を自民党は選挙の争点にして大勝したのですが、
その自民党を支持した国民自身が「自分で首を絞める」形になった人も多かったはずです。
私の持論では「民主主義は、時に愚か者の暴走を支持する」のです。
かの「アドルフ・ヒトラー」でさえ、選挙で支持されて選出されたわけです。
その先は、言わずもがな・・・です。
自民党に投票した方は、「ハイル・晋三!!」てなことを言ったも同然なのです。