「うつせみ和尚」のお説教

『うつせみ和尚の日記』二件の事故が元で『(複雑性)PTSD/鬱』になって
闘病、障害当事者として活動している者です。

私の『死生観』ー「お前さん、そんなこと考えてどうすんだい!?」

2017年07月27日 19時08分57秒 | うつせみ佛教問答

釈尊こと本名「ゴータマ・シッタールタ(表記方法は様々)」は、

当時インドで盛んに行われていた「苦行」に当初は傾倒し、

苦行に励んでおりましたが、あるとき「アカン!苦行やっても煩悩から抜けられへん!」

と思い、かと言って彼自身「釈迦族の王子」時代の毎日繰り返される享楽の日々でも

いけないと知っていたので、『苦楽中道』という道を導き出します。

ちょっと、話は飛びますがゴータマが大事にしたのは、「今、現在どうあるか」です。

『「過去」や「未来」に思いを馳せても小が無い』ということです。

あるお弟子がゴータマに「人間は死んだらどうなるのですか?」と問いました。

「お前さん、そんなこと考えてどうすんだい!?今を一所懸命生きなさいよ!?」

つまりは、そんな解らないことを考えて不安になるのは馬鹿げている。

大切なのは、それぞれが「今」をどう生きているかが大事だと。

ゴータマは、非常に現実を大事にします。

正直、今の日本佛教のような仏像を拝み「あ~、ありがたい。合掌。」というのは

ゴータマが嫌った形態です。

つまりは、「全ての指針は自分の中にあり、常に『自分は正しいのか?』チェックする」

ことが大事なのです。

だから、「自分の『今』、『今』、『今』」を見つめること」が大事なのです。

「自分のチェック機能は自分の中にある。」というわけです。

 

 

 

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