またまた衝撃的な題名ですが以前に読んだ『セックスボランティア 河合香織 著 新潮文庫』
に続く「障害者と性」の問題をさらに広くとらえた様な本です。
「身体障害者」、「知的障害者」、「精神障害者」の三大障害者の性を取り上げています。
特に印象的な言葉は健常者が間違った認識として「障害者にはそもそも性的欲求がない」
「純粋な天使」、「永遠の子供」、
「障害のために恋愛もセックスもできない、かわいそうな性的弱者」 というイメージで語られる
誤解を払拭する様な本になっております。
「障害者の性の目覚め」、「思春期の性への目覚め」、「欲求のはけ口」
「障害者のセックス教育」、「障害者の恋愛」、「障害者の結婚」などなど
多くは健常者の助けが必要な場面もあり、それもプライバシーを守るという
難しい判断が求められます。
それでも障害者は独自の方法で頼ることなく、がんばっている人もあり
当たり前ですが障害者にも自尊心があります、反面性的な補助を求めるというのも
なかなか言いにくいのも現実・・・。
障害者は障害者と恋愛や結婚をするというのがよく見受けられますが
それは「価値観」が大きく違うということです。
障害者は生まれつき、または途中から障害を負っていて、
その苦労は並々なものがあります。
健常者とは「価値観」が違うのも当然の話し・・・。
そんな事情が主な原因でありましょう。
様々な障害者・障害の形が書いてありますので、ぜひぜひお読みください。
この本、読まずに死ねるか!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます