えーっと、本書のなかで『将軍』というのがあります。
これは、「乃木希典」を描いた物ですが、
今の私には非常に考えさせられる物がありました
それは『死生観』です。
乃木は、死にたかった場所で死ねなかった。
少なくても二度。
一度はしくじりをした西南戦争、二度目は息子を死なせた日露戦争。
西南の役では、自決しようとし止められ、
日露戦争では、指揮官でありながら前線に立とうとします。
戦争には勝利したものの悶々としたものを抱え生きていくことに・・・。
最後は明治天皇の崩御と共に自害してしまいます。
やはり思うのは、武士として、人間として、
『死』までの過程をどう考えるか真剣に考えていた時代だと思います。
今はどうでしょう
私はどうであろうか???
私にとって、死は『点』でしかありません。
『点』としか考えないあまり『生』を軽く考えていたように思います。
どう『死』を迎えるかもっと深く考えてみたいと思う今日この頃です
隼人君のブログにもコメントしてありますのでこちらもどうぞ
これは、「乃木希典」を描いた物ですが、
今の私には非常に考えさせられる物がありました

それは『死生観』です。
乃木は、死にたかった場所で死ねなかった。
少なくても二度。
一度はしくじりをした西南戦争、二度目は息子を死なせた日露戦争。
西南の役では、自決しようとし止められ、
日露戦争では、指揮官でありながら前線に立とうとします。
戦争には勝利したものの悶々としたものを抱え生きていくことに・・・。
最後は明治天皇の崩御と共に自害してしまいます。
やはり思うのは、武士として、人間として、
『死』までの過程をどう考えるか真剣に考えていた時代だと思います。
今はどうでしょう

私はどうであろうか???
私にとって、死は『点』でしかありません。
『点』としか考えないあまり『生』を軽く考えていたように思います。
どう『死』を迎えるかもっと深く考えてみたいと思う今日この頃です

隼人君のブログにもコメントしてありますのでこちらもどうぞ

長州の武家に生まれて。しかも、吉田松陰の遠縁、また、松陰の叔父の愛弟子として、長州閥の中ではそれこそ、サラブレッド。武士として、また陸軍軍人として生きていくにはこれほどの閨閥はないというところかなぁ。
しかし、いかんせん、軍人としての資質には恵まれなかったみたいで。
それでも、やせてもかれても長州閥。それなりに抜擢されるものの、失敗して退場。
西南戦争で、軍旗を奪われ・・・・・
それでも、台湾総督として復活。 それもつかのまま、失政のために、辞職
師団長に任ぜられるも、休職。
これまで失敗の連続の人生。50も超え、ようやく軍籍を離れ、これからは好きな漢文でも詠みながら、静かに暮らしていこうというところをに、日露戦争。
長州閥の総帥、山県有朋によって、第3軍司令官に。。。。。 ただ、ただ、長州閥の派閥の論理。実戦の司令官に向いていないことは、誰よりも、自分が一番わかっていたのでは。
実戦の司令官として、無為無策。ただただ戦死者を増やしていくばかり。あげくのはてに、一時的とはいえ、指揮権を剥奪されて、実際に旅順を落としたのは、自分ではない他人。
それでも、帰国後は、旅順攻略の英雄としてもてはやされ。。。。。
以後、さすがに軍籍は離れるものの、伯爵に叙されるなどそのまま栄耀の道を歩み。
殉死については、それなりの感慨があるのだろうが、結局は その死までも、軍国主義化、右傾化していく時代の流れで利用され、紙として祭られることに。。。
きっと、本人は そんなこと望んでいないと思うのだがなぁ。
殉死だって・・・・。 明治という御世の終わりにということだろうね。新時代には 生きていけないと・・・