私自身も精神障害者であることで様々な障害者さんと出会うことができました。私の場合は「中途障害者」であるので健常者とも関わりがあります。(障害を持ったことで私の周りから多くの人が途中退場していきましたが...。)そのようなことはさて置いて、障害者・健常者問わず、みなさん性格上の「個性」はありますよね。昨今「癖が強い」という言葉が流行ってたりしますが、まさしく「個性が強い⋰癖が強い」方もいます。症状や障害の名前は「○○症」「××病」といろいろありますが、精神障害ももちろん病名を告げられるわけで「あなたは××症です。」という具合で、患者さんの方も「あぁ、私は『××症』なんだ納得!」というわけで医師に言われたからでしょうが、昨今精神医療でも『誤診』があることが言われていて、「この症状はこの病気!」ということもなにやら怪しく聞こえます。「患者にとって『病名』というのはそんなに大事なものなのか?」と最近よく思います。患者さんが抱えるさまざまな症状は病名で区切られるようなものではなく、病名を横断するような形で症状が存在しています。病名をつける役割のひとつとして、障害者手帳の発行や障害年金を申請する際にひとつの指標になっています。また『障害者雇用」や「障害者施設」を利用する際も必要です。それを除けば病名なんかは必要ないように思えます。なぜなら「病名はその人格の全てを表すものではない」からです。病名のひとつの役割としては「差別の道具」という面もあります。
愚痴になりますが、精神科医にかかわらずどの診療科の医師も「障害者手帳」の取得を進める人が少ない。多くは他の病院職員から内緒でアドバイスをもらったり、同じような病気ですでに手帳を持っている方から話しを聞いたりと、もーなまくらというかサボタージュをかましてるというか…。
今、厚労省に問い合わせをしている中のひとつは「なぜ、『障害者手帳』の様式は障害の違いや自治体で違うのか?」ということです。私の住んでいるところで言えば「市バス・市営地下鉄」は無料になるので運転手や改札で提示するのですが障害別によって色が違いますし、別の地域に行けばまた違います。手帳は各自治体が発行するので様式が違うのだと思いますが、国が号令一下「様式統一!」とすれば、引っ越しして隣町や都道府県をまたぐ際も簡易な手続きで住みます。また、マイナンバーに組み込めばICタッチで改札やバスの料金箱にタッチすれば済む話しです。手帳取得後の住所変更後も簡易になるはず。障害者が旅行で他の地域に行っても同一のサービスを受けられるよう配慮して歌田期待と思います。精神障害者の事で言えば「JR(鉄道・バス)」は割引対象ではありません。(一部割引はあります)今、厚労省の会議や国会の委員会などで決まって各交通機関に「お達し」が出たようですが、まだまだ問題は山積です。「厚生労働省(旧 労働省・旧 厚生省)」で専門省庁なのだから、しっかりして欲しいものです。(しっかりどころか、うっかりしてるのかも)
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