りえ子さまのうばかわ姫が、ついに文庫に!
やっと読めました。
追っ手から逃げる姫君、野朱(のあけ)は、近江の湖の淵で老婆に声をかけられる。
「娘さん、困っているようやのう…」
老婆は淵の水を野朱の頭から注ぎ、取り替えた自分の小袖を羽織ってうずくまれと。
ついに追っ手の篝火に発見され絶望したとき、「こいつぁっ、なんだ……!」と目を背けられる。
野朱は老婆になっていたのだった…
怪しく美しい若衆、威厳ある城主、鬼にあやかしに。
りえ子さまの時代劇ファンタジーは読み出したら止まらない。
ひもじい身になったとき、野朱は思う。
飢えて食物を求めるとしても、これほど老いた女に生きる道も働き口もあるはずもなく、
生きるとすれば、山の獣のごとく生きるしかない。
そのとき、野朱は、おのれがもともと何も手にしていなかったのだと気づいた。
おのれの手柄ではない血筋、美貌、若さの他には……何一つ。
野朱の心にどこからか語りかけてくる、お濠という男勝りの女武者。
ときに野朱に同化するこのお濠が、とにかくかっこいい!
このエンターテイメント、最高です!
療育センターの本好き女子たちにぜったい読んでもらわなくちゃ。
りえ子さまの時代劇ファンタジーのすばらしさは、半端じゃありません。
一般文庫で読者を増やして、ますますメジャーになってください!
りえ子さまのご本はなんて楽しいんだろう。
すてきな時間を与えられる本を自分も書けたらと切に思った。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)
やっと読めました。
追っ手から逃げる姫君、野朱(のあけ)は、近江の湖の淵で老婆に声をかけられる。
「娘さん、困っているようやのう…」
老婆は淵の水を野朱の頭から注ぎ、取り替えた自分の小袖を羽織ってうずくまれと。
ついに追っ手の篝火に発見され絶望したとき、「こいつぁっ、なんだ……!」と目を背けられる。
野朱は老婆になっていたのだった…
怪しく美しい若衆、威厳ある城主、鬼にあやかしに。
りえ子さまの時代劇ファンタジーは読み出したら止まらない。
ひもじい身になったとき、野朱は思う。
飢えて食物を求めるとしても、これほど老いた女に生きる道も働き口もあるはずもなく、
生きるとすれば、山の獣のごとく生きるしかない。
そのとき、野朱は、おのれがもともと何も手にしていなかったのだと気づいた。
おのれの手柄ではない血筋、美貌、若さの他には……何一つ。
野朱の心にどこからか語りかけてくる、お濠という男勝りの女武者。
ときに野朱に同化するこのお濠が、とにかくかっこいい!
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りえ子さまの時代劇ファンタジーのすばらしさは、半端じゃありません。
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りえ子さまのご本はなんて楽しいんだろう。
すてきな時間を与えられる本を自分も書けたらと切に思った。
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