こころを育てるお話101 秋田喜代美監修 高橋書店

昔話や有名な童話の再話が、101編もぎっしり詰まったご本です。
お仲間の原山ゆうこさまが送ってくださいました。
ゆうこさまが執筆されたのは「青い鳥」「人魚姫」「オズの魔法使い」など10編も。

１作ごとにカラーの絵がついて、絵本として子どもに読んであげられます。
それぞれに「ウキウキ」「ワクワク」「ナルホド」のマークがついていて、子どもの気持ちに合わせて選べます。
そして、
1章「ことばの響きを楽しむ」
2章「ストーリーの楽しさを味わう」
3章「登場人物の気持ちになる」
4章「知らない世界を想像する」
と、わかりやすい章分けになっています。

どこから読んでもいいし、あいうえお順の索引もあるし。
「花さかじいさん」「トムソーヤの冒険」など、みんなが一度は読んだことがあるお話が満載。

原山ゆうこさまや森川成美さまなど、執筆者は実力派ぞろいで、とにかく読みやすい！
これらを読むのに、子どもの頃の自分はいったい何冊読んだのだろうと想像してしまいました。
文学全集にしたって、それだけでは足りなさそう。

ダイジェスト版ですが、しっかり読み聞かせに使えます。
ちょうど紙芝居の文書量くらいの、ほんとうに読みやすい量。

息子たちが小さい頃、こんなご本があったらよかったのにと、強く思いました。
そして、童話書きとしても、定番のお話が集まったこんなご本は貴重。
すっかり内容を忘れていたのもあるから、復習させていただきました。

「児童文芸」の編集委員としても活躍されている原山ゆうこさま。
子どもたちに届くご本を、もっともっとお願い致します！

書いて見直して。
今日は夜間診療所当番。
夏風邪さんいっぱいくるかな。
今日もびよよよ〜〜ん　(*^　__　^*)