季節風の新鋭、せいのあつこさまのデビュー作が、ついに出版されました。
幼いころから友だちを作れなかった、五年生の由香。
先生から、母から、友だちからの言葉を、ガラスの豆をぶつけられるように感じている。
図書室で本を読むひとときだけが、しあわせな時間。
お嬢さまグループのひとり、曽根さんがグループから離れ、由香に話しかけてきた。
友だちになれるかも、と由香は有頂天になるが、それもつかのま。
つきまとう由香に曽根さんが言う。
「もう学校に来るの、やめてもらえません?」
絵を描くのが好きな篠沢さんが転校してきて、由香は篠沢さんが絵を描くのを黙ってみている。
自分も描きたいけれど下手くそで、でも見ているだけで幸せだった。
ところが篠沢さんは、となりのクラスの仲原さんと仲良くなって。
絵の上手いふたりは話が合い、ふたり合作で絵を描くことに。
由香は、友だちを奪われた気がして、仲原さんが憎くなる。
そして「もう学校に来るの、やめてもらえません?」と仲原さんに言いたい自分に驚く。
「どんな天使を見たい?」と仲原さんが聞いてくれて、由香は
「空のような天使に会いたいかも」と、言葉を連ねる。
すると、ふたりが描いた絵は…
読んでいた1時間あまりのあいだ、心がすうっと、子どもの頃の、
小さな心を持った自分に戻っていた。
風が、空気感が、大人成分を感じさせない言葉が心地良くて。
ストーリーとかそういうものを超越した「同化」だった気がする。
ああ、私もたしか、こんな子どもだったと、ほろっと涙がこぼれた。
この本に心をゆさぶられる子どもたち、たくさんいると思います。
たくさんの子どもたちに読んでもらいたいと、切に思いました。
せいのあつこさま、デビューおめでとうございます。
ご活躍、確信しています!
本で救われることって、まちがいなくあると思う。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)
幼いころから友だちを作れなかった、五年生の由香。
先生から、母から、友だちからの言葉を、ガラスの豆をぶつけられるように感じている。
図書室で本を読むひとときだけが、しあわせな時間。
お嬢さまグループのひとり、曽根さんがグループから離れ、由香に話しかけてきた。
友だちになれるかも、と由香は有頂天になるが、それもつかのま。
つきまとう由香に曽根さんが言う。
「もう学校に来るの、やめてもらえません?」
絵を描くのが好きな篠沢さんが転校してきて、由香は篠沢さんが絵を描くのを黙ってみている。
自分も描きたいけれど下手くそで、でも見ているだけで幸せだった。
ところが篠沢さんは、となりのクラスの仲原さんと仲良くなって。
絵の上手いふたりは話が合い、ふたり合作で絵を描くことに。
由香は、友だちを奪われた気がして、仲原さんが憎くなる。
そして「もう学校に来るの、やめてもらえません?」と仲原さんに言いたい自分に驚く。
「どんな天使を見たい?」と仲原さんが聞いてくれて、由香は
「空のような天使に会いたいかも」と、言葉を連ねる。
すると、ふたりが描いた絵は…
読んでいた1時間あまりのあいだ、心がすうっと、子どもの頃の、
小さな心を持った自分に戻っていた。
風が、空気感が、大人成分を感じさせない言葉が心地良くて。
ストーリーとかそういうものを超越した「同化」だった気がする。
ああ、私もたしか、こんな子どもだったと、ほろっと涙がこぼれた。
この本に心をゆさぶられる子どもたち、たくさんいると思います。
たくさんの子どもたちに読んでもらいたいと、切に思いました。
せいのあつこさま、デビューおめでとうございます。
ご活躍、確信しています!
本で救われることって、まちがいなくあると思う。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)