めざせ、和牛日本一！ 堀米薫 くもん出版

堀米薫さまの牛の物語、今度はノンフィクションのお話です。

和牛オリンピックとも言われる全国和牛共進会は、5年に1回開かれる和牛の祭典。
2017年の第11回大会は宮城県で開催され、はじめて高校生の部が設けられました。

この大会にハンドラー（牛の調教師）として出場した宮城県柴田農林高校の平間大貴君と、メス牛の「ゆうひ」。
指導員や仲間達とともに、立派な成績をおさめるまでの物語です。

牛のことは堀米さまのご本でいろいろ学んでいたはずなのに、知らないことがたくさんでした。
和牛には人間の戸籍のような「子牛登記証明書」があること。
これには誕生日や両親の名前とともに、育てた人の名前と住所。
そして牛の鼻に墨を塗って紙に押しつけた「鼻紋」まで記載されること。
人間の戸籍以上の詳しさです。

さらには、牛の名前。
オス牛には「平茂福」などの漢字の名前、メス牛には「さくら」などのひらがなの名前がつくのですね。

平間君は生後半年のメス牛「ゆうひ」のハンドラーになろうと努力します。
毎日ブラッシング、餌を与え、信頼関係を作って行きます。

でも牛はなかなか人の思うようには動かない動物。
命令の言葉は『シッ！』が進め、『バッ！』が止まれ、『サシッ！』が回れですが、平間君は難儀します。
それでも、毎日の世話と観察で、平間君はハンドラーとして成長し・・

堀米さまのご本は、知らない世界を見せてくださいます。
5年に1回しか開催されないこの和牛オリンピックの入場者数は、41万7千人！
世界の熱い視線を浴びている和牛。

堀米さま、和牛飼育でも創作でも、ますますのご活躍を！

いろいろ準備して。
今日は午前診療、午後は県医師会の学校保健大会で東大の金生由起子先生のご講演がある。
そして夜はフライフィッシング仲間クラブリッツの忘年会。
今日もびよよよ〜〜ん　(*^　__　^*)