お3人が東北6県のうち各2県ずつ担当されていますが、
またまた、どなたが担当かわからないのがすごい(読みながら当てようとしても当たらない)。
六年生の御法川勝が妖怪ゲームを楽しんでいたとき、突然画面に、
「おめでとうございます! あなたは、みちのく妖怪ハンターに選ばれました!」の文字が現れる。
案内役のシカクミカが言う。
「あなたを、みちのく妖怪ツアーゲームへ招待いたします」
「みちのく妖怪ツアーゲームは、東北地方にいる妖怪たちを捕まえるゲームです」
勝はおじさんの住む秋田市へ出かけ、妖怪の出る「久保田城跡」の公園に行く。
スマホから「チリン!」と鈴のような通知音が鳴り、一つ目小僧が現れた。
「めっけた!」と声を出して音声入力すると画面に壷が現れ、指で壷をスライドさせて妖怪を封印。
ゲームを楽しんでいるうちに‥‥‥
こんな感じで、またまた怖ろしい神かくしに遭うわけで。
表紙裏に「魂の捕獲、合計9」と書かれているのがぞっとする。
さらにこのシリーズのもうひとつの推しアイテムは、東北各地の「味」。
秋田なんか「おかず寒天」が出てくるし、山形は「ダシ丼」。
楽しく美味しく旅をしている時、とつぜん奈落に落とされる恐ろしさ。
東京もののけさまのイラストも恐可愛いし、たくさんの子どもたちに読んでもらいたい。
この夏は、仙台文学館で「みちのく妖怪ツアー展」も開催される。
これまでの物語がラジオで朗読される企画もあり、子どもたちの魂も冷えそう。
東北の書き手仲間が力を合わせて「みちのく妖怪ツアー」コンテンツを広めてきた。
そのことが、自分のことみたいにうれしいんですが。
佐々木さま、野泉さま、堀米さま、ますますのご活躍を!
こういうコンテンツを確立できるって、ほんとうにすごい。
自慢のお仲間がいるって幸せ。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)