国土社のパステルショートストーリー、ライトブラウンは、野泉マヤさま。
妖怪を書かせたらピカイチの野泉マヤさま、どんな妖怪だろうと読み出した。
邦彦が幼い頃、近所に妖怪の話をしてくれるおじいさんがいた。
おじいさんが亡くなって空き家になった家に、孫の円さんという大学の先生がやってきた。
なんでも、妖怪の研究をしているらしい。
一緒に、おじいさんから聞いた天狗や河童の現地調査に行くことに。
お墓のとなりには《夜泣き石》が。
そこへ、隣の席のマミちゃんがやってくる。
マミちゃんは妖怪なんて信じなかったのに……
「身近な妖怪現象」に目を向ける面白さ。
リアルとファンタジーの微妙なさじ加減がにくい。
物語の舞台は、宮城県加美町がモデルとのこと。
小学生が朝読で読んで「あ、うちの町にもこんな言い伝えある」って思いそう。
そうなんです。
言い伝えって、不思議があったからから伝えられ続けてきたはず。
読んだ子どもたちの想像が広がりそうな、すてきな作品集。
ぜひ、多くの子どもたちに手にとってもらいたいと思います。
野泉マヤさま、ますますのご活躍を!
私も祖母から言い伝えをいろいろ聞いた。
考えてみれば、結構怖いものばかりだったような。
今日もびよよよ〜〜ん (*^ __ ^*)