新テロ特措法が、きょうの特別委員会で可決されました。3時過ぎにNHKでテロップがながれたのですが、あれっ、さっきまでTVの国会中継を見ていたのに、どうなっているの?といった気分でした。いつ採決をしたのでしょう・・。
ニュースで見たら、採決の様子がでていましたのが、いつの間に・・と思っています。
アメリカに対していい顔をしたいんでしょう。自民党が国際社会がとか、世界が、というのはアメリカのことですからね。
同法案が参議院で否決され、政権交代にむけて、解散総選挙の道が開けることを祈るばかりです。
今、パウロ・フレイレという人の「希望の教育学」という本を読んでいます。
フレイレは「被抑圧者の教育学」という本も書いていて、その本からの引用ですが、
「被抑圧者のみが、自分を自由にすることによって、抑圧者をも自由にすることができるのだ。階級としての抑圧者は、他者はもちろん、じぶんをすらも自由にすることができない」 という一節がありました。
こういう文章を読むと、キザですが、わたしの脳が喜びます。
フレイレは、ブラジルで生まれ、その卓越した成人識字教育の実践で注目を集めますが、クーデターで祖国を追われ15年間亡命生活を送りました。農民や労働者が対話の中から、自らエンパワメントを高め、社会を変革する力となっていくことを目指した教育者でした。
女性学を通し、主体性や当事者主義という言葉通りに、自分を抑圧するものからの自由を、実感として体験してきたわたしにとって、今この時期にフレイレと出会ったことは、幸せ・・・なことでした。
「夢がなければ変化はありえない。希望なしには夢がありえないように。」(本文から)