かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

八重山六日回復の旅

2025-02-10 17:23:04 | 日記
六年ぶりの石垣・西表の旅。石垣の山仲間と昨日登った島の最高峰古見岳山頂からは、与那国以外の八重山の主だった島々が見晴るかせた。それは、オイラの人生の四半世紀にわたる八重山の思い出の展望台みたいな山頂だったろうか。
「やまねこマラソンを走った翌日に西表の山を歩こう」という発想は、体力に自信をもった若きランナーかトレラン好きの山ヤの発想。平均年齢70にも届くオジーどものそんな誘いに乗せられてやって来たが、「どうせオイラも含めまともに走れんだろうし、翌日の登山はへたり続けるのだろう」と予想はしていた。だが、その予想は見事に覆された。10キロの号砲とともに、皆が若者たちに背中を押されるように走り出したし、このオイラも、なんと6年ぶりに(歩きではなく)走って10キロを完走した。歩き完走の予想時間より30分も早くゴールできた。そして、その夜のふれあいパーティーで皆がしこたま島酒を飲んで、翌朝は皆がケロリとして民宿の朝飯をペロリと平らげ、古見岳ユツン滝コースという難路をほぼ平均タイムで往復してきたのである。オイラも含め皆まだまだヘタル年齢ではなかったのだ。
この旅で、オイラは大先輩のご自宅を訪問した。じつは、そのかたとは6年以上ご無沙汰しており、場合によっては、と内心不安であったが、何とか玄関越しにかくしゃくとしてあるいてこられた。会話も明瞭、惚けてもいなかった。オイラより二回りも年長者で、来年は島で97歳の長寿を祝う「カジマヤー」行事の対象となるとのことであった。昨夜は、そのかたを交え打ち上げの会を行ったが、なんと島酒のお湯割りをわれわれと同じペースでいただき、食欲も旺盛であった。
そんなこんなで、八重山の六日間の旅は、ワタクシを不思議な力で甦らせた。心身ともに再生させたかもしれない。
まだまだ、ヘタレていられない。明日からのこと、考えよう。
石垣の山々に見送られて、帰途つく。ありがとう心のふるさと。


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