言わなければよかったのに日記

 私が見たこと、聞いたこと、感じたこと、頭にきたこと・・・を(ありのまま)に伝えます。

8月に入って

2018年08月01日 | 日記
    
 
 昨日、読み終えた本:石牟礼道子さんの「西南の役伝説」のことです。前に買っていたのですが、ようやく手にとって読みました。あとがきに(取りかかりの頃から数えると二十年もかかっている。)、昭和55年刊です。したがって中味のほうは、最初よりずいぶん変更されたそうです。きっかけは(百年前を思い出してもらうには西南役が思い出しやすいだろう)と云うことからのようです。昭和37年頃だそうで、100年前は西南の役があった頃です。そしてその頃なら、まだ知っておられる人がおられたようです。「わし共、西郷戦争ちゅうぞ。十年戦争ともな。・・・わしゃ、西郷戦争の年、親達が逃げとった山の穴で生まれたげなばい。」じっさいに水俣・深川でお年寄りに聞かれたことを‘序章’では書かれています。
 こんな聞き取り記録をしたいと思っているのです。春から(西南の役展)をしました。140年も経ったせいか、水俣深川のような聞き取りはできませんでした。やはり、100年というのはギリギリの記憶ラインなのかもしれません。
 まだ間に合う出来事はあります。戦前の様子、戦争中のこと、戦後のことなどです。ここは今のうちに聞き出して記録に残しておこうと思っています。そういう意味で石牟礼さんの「西南の役伝説」は参考になりました。

 ※昨夜は(火星)が見えませんでした、今夜は見ることができました。赤い(オレンジっぽい)星なので、すぐにわかります。
 
 今日の天気(一時