言わなければよかったのに日記

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被災文化財 ⑥ 湯の元観音堂2

2020年09月20日 | 歴史探偵

 10月4日から「被災した人吉球磨の神仏像展」をすることにしました。預かってはいますが、所有者の方の了解を得るために大柿と温泉町に出かけました。そして町内会長さんたちにお願いをしてきました。(復興支援という形で被災した神仏像を多くの方に見てもらい、文化財の大切さを知ってもらいたい)というような趣旨を理解してもらいました。久しぶりに大柿に行きました。ボランティアの方も入っておられて作業が行われていました。町内会長さんとyamagamiさんにも了解してもらいました。

 それから、温泉町の湯の元観音堂に行きました、お堂の隣の町内会館をボランティアの人が3人で床下の泥出し作業をしておられました。しばらくしたら町内会長さんも来られました。温泉町の会長さんとは初対面でした。神仏像展への協力依頼をしました。そして、水害後のご苦労の様子を聞かせてもらいました。会館の復旧もお金がかかるしたいへんだということでした。まだまだご苦労は続かれるようです。

 ご本尊さんのことはちょっと前に紹介しました。今日はこのお堂におられた(女神像)と(毘沙門さん)のことを紹介します。会長さんに確認したところ、このお堂に安置してあったということでした。なぜ、ここにあったのかは不明ということでした。

 

 きちんと彫ってある女神像さんです。手を組んでおられるのが印象的です。何か座禅をしているときの手のように思われるのです。

 

      

 

 毘沙門像は左手に(位牌?)を持っています。初めて見る持物でしたので、これまた印象的でした。何かしら意味合いを感じる位牌の持物でした。小さい毘沙門さんですがきちんと彫られています。右手は欠損しているので持物はわかりません。

 二つの神仏像が、なぜ観音堂に安置されているのがよくわかりませんが、(湯楽寺)という寺があったはずなのでその寺に関連する神仏像なのかもしれません。

 りっぱなご本尊(聖観音)と一緒に鎮座されている2体の神仏像です、小さいですがよく見ると見ごたえのある神仏さんです。10月4日からの{神仏像展}ではじっくりとご覧ください。

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