先月30日に降った雨でどこの河川も思いの外、増水し中部地区の多くの
フライフィッシャーにとっての初日はとても落胆的なものになってしまいました。
折角の日曜日であった1日の解禁日は手も足も出せずだった様です。
イタリアおやじは本日2日が自分の解禁日と決めていましたが
やはり最近の早起きはどうも苦手となってしまい目覚ましをセットして
一度は起きるのですがもう一人の悪魔がささやき、セットを解除して
二度寝に入ってしまうんですね。
早朝5時に目覚ましが鳴ったのですが起床は6時半を回っていました。
街道をひた走り、美濃地方のポイントに到着したのは10時近い時間でした。
濁りは殆どありませんが本流は未だ水位が高くトロ場でも流速があり
ミッジフライを操る事は容易ではない事が窺えます。
当然の様に本流域でライズを発見するのも至難の業です。
こんな時の保険はやはり支流群に入るのが一番と判断して
早速目ぼしいポイントを数か所ウォッチングしました。
長良川中央漁協では最近こんな親切な?看板を設置してくれています。
これでは親切過ぎて放流魚は一週間もすると1尾も残らないのでは?
「ここら辺に一杯放流しましたからどうぞ釣ってくださいませ。」って感じです。
一年振りの長良川美濃地区でしたが今回もポイントを見回っている最中に
「アマゴに片想いブログいつも見てますよ。」と声を掛けてくださった方に
お逢いしましたがロクな挨拶もせず本当にゴメンナサイね。
タックルのセッティングに焦っていましたもんで。(汗)
エサ釣りの方は沢山いらっしゃいましたがどなたも芳しくない様です。
どうしても入りたかったポイントはエサ釣りの方が粘っていらっしゃったので
時間差で下流から少し遡行してみました。遡行と言っても子供が安全に
水遊びが出来てしまう位の水量の小渓です。
程なくポイントが空いたので、さあ本気モード突入です。
上から見渡すと魚影もそこそこ確認できますし、何と! ライズもしています!
これはイタダキです。
ミッジはとても見えない為、18番サイズのフローティング・ニンフで
先ずギンケアマゴ1尾フッキングです。
その後、イ~サイズ(27センチ位)のアマゴには何度も何度も空振りをいただき
結局、手を替え品を替えを繰り返しても直下迄は見に来ても水面に絡ませた
毛鈎を咥えてはくれませんでした。
陽が高くなると春を思わせる陽気でメイフライまでハッチしだしましたから
サカナは上を向いていると感じ、オリジナルな16番サイズのイマージャーを
ティペットに結び水面絡みで流れを横切る様にイレギュラーなアクションを
演出して何とか2尾目は稚魚からの成長個体らしきアマゴが飛び出して
くれました。
まあ、サカナに触れられるだけでも幸運な初日ですから
「今日はこれ位にしといたろ!」・・・と
おっと! ギンケとアマゴのツーショットを危うく撮り損ねるとこでしたわ。
下の画像はギンケの胃の内容物で、これで全てです。
ユスリカ・ピューパもふたつ食べていましたね。
とりあえず、イタリアおやじは何とか解禁しましたわ。