アイルトン・セナはF1時代に一貫して彼のアイコンでもある
カナリヤ色のヘルメットを被って参戦していた・・・
正確にはカート時代からだがF1初戦のトールマン時代から
ロータス時代、マクラーレン時代、ウィリアムズ時代と
微妙なカラーリング変更とスポンサー名のペイントやデカールで
グランプリ一戦毎に何等か異なった仕様で楽しませてくれた。
パッと見は全て同じに見えてもベースのイエローカラーや
グリーンとネイビーの帯のカラーや幅・・・
インナーのカラーやロゴの位置や大きさも一定では無く
1980年半ばから1994年のあの日迄、時代の変化が窺えた。
中でも、1985年のロータス時代はひと際明るいレモンイエローに
ブラックの John Player ロゴが目立つメットを被り
豪速のロータス・ルノー97Tマシーンを操り
26歳のセナはポルトガルGPで初優勝を飾った。
セナ贔屓、セナ通ならこの初優勝時の
メットやマシーンに憧れるのは当然だ。
昨年の6月に製作依頼してあったJPSセナ1985年モデルの
レプリカヘルメットが7カ月経って先日やっと送られて来た。
突発的に血圧が急上昇した最中であったので
余りマジマジと観賞する事も出来ず二週間
経ってしまったが納得の仕上がりで大満足。
内装だけは自分でリペアして保管してあった
状態の良好な手持ちのアライヘルメットGP-2Kに
プロのペインターによる流石な仕事。
このレモンイエローがサイコーなのよ。
バイザーステッカーの elf もf の横棒が突き出した旧ロゴで
elf の背景色が明るいブルーである事も忠実。
NACIONAL の黒ベースの角が角ばっているのも重要。
(1988年のマクラーレン時代以降は角丸)
1992年モデルと並べてみると違いが分かる。
ところが当時からセナ担当のヘルメットペインターである
ブラジルのSID氏が制作しているセナ財団公認の
現在リリースされている税抜き32万円のレプリカでさえ
こうはなっていない。それがコレ↓
これはアゴのストラップも無く、全くの観賞用。
価値観の相違だけどこれって如何なの?
血圧が少し上がってきたようだからここ迄にしとくよ。