10日午前11時頃、名古屋高速で早朝に多重事故が起こった様で高架下の国道22号線は
名古屋方面へ向かう車線はとんでもない渋滞になっていました。
木曽川マス釣り場へ向かう岐阜方面へは大した渋滞も無く運が良かったと思います。
釣り場へ向かう途中で渋滞に巻き込まれると何だかもの凄く焦りますからね。
師走の穏やかな晴天の日中は大変気持ち良いのですが太陽の軌道が低いので
サッサと行動をしませんと直ぐに陽が傾き夕刻が迫って来てしまいますし・・・
釣りの愉しい時間は何時もアッと言う間に過ぎて行ってしまいますね。
アフタヌーンのマス釣り場の水面は前回と同様でベタ~っとした鏡面状態。
ライズもなかなか起こりません。
本気の釣りは陽が傾く午後3時過ぎに集中してする事にしました。
その間、レンジを探る為フライをフォーリングして感触を確かめました。
底近くで何だかモゾモゾと反応しティペットに微かな変化が・・・
多分、ルアーへのフィッシングプレッシャーが大きいからだとは思いますが
マス達は相当怯えています。
ユスリカ等の水棲昆虫のハッチに連動する捕食行動も殆どせず
多くの個体は底に張り付いた低活性状態が続いている様子。
お調子モノの浮かれた個体がなかなか居ません。
朝一で放流され水に馴染んだ頃には元気な個体が反応しバタバタと釣れるでしょうが
その後は渋い状態が終日続いている様な感じです。
一筋縄ではいかないのがこの釣りの面白味でもありますがマッチング・ザ・ハッチが
成立しないとなるとアトラクター的なフライを鉛で底近く迄沈めリアクションで
口を使わせるしかありません。マスの攻撃心をあおる手法です。
インジケーターに頼った釣りはダメおやじの釣りですし待つ釣り方は性に合いません。
今回、十数尾のマスのお腹の中をポンプで調べてみましたが全く何も入っていませんでした。
ですから空腹でイライラした個体が掛ってくれていた様です。
晴れた穏やかな日は緩慢ですが強風時や叩きつける降雨等で状況が一変すると
一斉に上ずり口を使い出す事が多いですからここのマス達には翻弄されますよ。
面白い様に人間様が辛いと感じる時に合わせて高活性になるんですね。
ドSな方にピッタリの木曽川マス釣り場はフライの良い釣り道場です。