中部地区河川の中流域では連日気温の上昇に伴い
ヒゲナガカワトビケラが乱舞し騒がしくなって来たが
コイツの出現がフライフィッシングでの戦略の組み立てが
楽になって来る一つのサインだ。
岐阜県奥地の標高の高い山間部では未だ少々時期尚早だが
ツバメもやっと飛来し巣作りの準備に取り掛かりそうな気配だ。
水棲昆虫の中では大型で栄養価の高いヒゲナガは
急成長するツバメのヒナ達にも欠かせないご馳走に違い無い。
さて、前回前々回の釣行時の溜まったネタを飛び越して
26日も飛騨入りした。
未明から本格的に雨が降り出し終日本格的な降雨だ。
この時期の雨は山肌の樹木や草花が吸水するので
相当な土砂降りでも無い限り急激に増水はしないものだ。
むしろ少しの増水は活性アップにも繋がるし
好機の訪れと判断し、冷たい雨に負けない根性を維持し
こちら側がメゲたり嫌がらない事で美しい天然魚に出逢えるものだ。
朝一はそんなに寒くはなかったが日中は気温が上がらず
花粉症が助長され鼻水タレタレだ。
チョコチョコっといたして早目に上がる事にした。
薄暗くこんな日は露光不足でイ~撮影が出来ないし
一生懸命魚影を捉えようとする眼が疲れるからな。
100から200メートル位の間隔を釣り上がって終わろう。
天然のアマゴ嬢は何時も何時も相変わらず美しいな。
結局、別嬪さん4尾と・・・
沈み石の前に定位していた外道を一撃してオシマイ。
水面に興味を示さないのでソフトハックルを打ち込むと
「バクッ!」って咥えたおバカさんだ。
今日はこれ位にしといたろうかな・・・
帰路では雨音を子守唄代わりに爆睡した。
春は何時も眠たいなぁ。