禁漁期になり三週も経過すると毛鈎症候群なのかアマゴ症候群なのか
イタリアおやじは重度の禁断症状に悩まされます。
これは要治療と言わんばかりにフライフィッシング熱が騒ぎ出し
22日の朝7時を回った頃名古屋港を飛び出し長良川支流の板取川の更に支流である
片知川の
美濃フィッシングエリアへワクワクしながら向かいました。
到着したのは10時前でしたが管理棟でオーナーの三輪さんに美味しいコーヒーを
ご馳走になりながらお互いの近況について暫し笑談の後ストリームに降り立ちました。
まあ、何とも爽快な秋晴れの午前中は気持ちが良く一気に禁断症状は改善されました。
おまけに平日である事から管理棟上流部はワンマン貸切状態でしたから
もう思う存分あの手この手の四十八手を駆使しながらアマゴ嬢と戯れました。
そうそう、オス&オスでペアリングしている様な変な光景は・・・
ヒョットしてどちらかがニューハーフなのかな???
この時期のストリームのアマゴ達は産卵時期を迎えている事や減水傾向で
流れが緩い為20番前後のコカゲロウ・パラシュートを少しでも流れが走っている
ポイントへ打ち込みヤル気の有る個体の拾い釣りが良く、緩い流れで定位している
個体は相当なツワモノ(エキスパート)ですがこの攻略に時間を費やすのも
これまた愉しいひと時なのはゆっくりとした時間も一緒に流れているからでしょう。
昔、ストリームを30番クラスのユスリカパターンで釣り上がっていた頃は
ツワモノ攻略爆釣モードに突入した時もありましたがフィフティーズのおやじで
これが今出来てしまったら恐怖のおやじのレッテルを貼られてしまいますからね。
打ち返しを考慮したらやはりパラシュートやCDCの20番コカゲパターンがメインです。
シーズンオフにこうした自然渓流管理釣り場で遊べる環境が有る事は大変素晴らしく
「これから渓流のフライフィッシングを始めてみようかなァ・・・」何て方にも
ここは最適な釣り場です。困った時にはオーナーの三輪さんや伴さんが優しく
アドバイスしてくださいますしお客さんにもエキスパートの方が多く色々と勉強に
なりますよ。ここに訪れる方は真摯で気易い方が多いですから。
さて、ひと通り釣り上がったら隣接するポンドエリアに移動です。
ポンドにはガイジン好きにはタマラナイ、ニジマスやブラウントラウトがウジャウジャです。
こんなサイズを低番手ショートグラスロッドで掛ければそれはそれは痛快です。
シューベルトの曲“ 鱒 ” で知られるヨーロッパ原産のブラウントラウト。
イタリアおやじは結構コイツが好きです。ニジマスの様に猛烈に走り回ったりは
しませんが特有のトルク感の有る引きはグラスロッドの粘りにマッチして良い感触です。
セッティングしたリールは今回デビューしました。以前のエントリーでも紹介してありますが
二日月堂さんのジャーマンシルバー製レイズドピラーです。
何時も登場する F・A・I・S リールに似てますがこれもレアな逸品でございますのよ。
ずっと机上のオブジェと化していましたがやっと本来の機能発揮です。
グリーンの魚体のブラウントラウトは一見ミステリアスな感じですが
縁取りされた朱点?ピンク点?もあり魚体の妖艶さはマス類の中ではピカイチです。
ベストドレッサーに違いありませんね。
さあ、この陽気の良い時期に皆さんも美濃フィッシングエリアへどうぞ。
一日3,000円で多彩な釣り(ルアーや一部エサ釣りOK)が愉しめるスポットですし
手ブラでもレンタルタックルが利用出来ますし釣ったサカナをさばいてグループで
バーベキューってのも管理棟で準備OKですから至れり尽くせりです。
そうそう、三輪さん。イタリアおやじにも至れり尽くせりしてくださいまして
ホントありがとうございました。
アマゴ飼育池の水中画です。盗撮をお許しくださいませ。(汗)