9月 23日
山でカミナリ。
こないだの林業ボランティア。事務所から現場まで車で移動中の会話。
「水が流れているのかねぇ?」と、道路の横を流れている川を見ながら
話しかけてきたイトさん。(川には草が生えていて、水があるかどうかは見え
ない)
「流れていると思いますよ。あっ、桃が流れてきた!」と、アタイ。
「桃は流れてこないだろう」(笑)
「わかんないよぉ。桃の中に桃太郎がいたりして。イトさんは植物に詳しい
から知ってると思うんだけど、桃にどうやって桃太郎が入ったのか?」
「いくら植物に詳しいといっても、あれはおとぎ話だから、どうやって
入ったかはわからないよ」
「なかに硬い種が入ってるよね」
「正確にいうと、あの硬いのは種じゃなくて、種を守っている殻だよ。種は
殻の中にある。菩薩様だね」
「菩薩じゃなくて、天神だよ」と、リンさん。(笑)
「桃太郎の桃は先っぽが尖っているよね。昔は尖ってたんだね」
「そういえば尖ってるね。桃の種類が違うのかもしれないね。中国原産だろ
うから」
「さすがイトさん。植物には精通している」
現場到着。この日の作業は前回と同じで広葉樹を植えた林での雑木切り。
「林の中で直射日光が当たらないんですが、蒸し暑いので、こまめな休憩や
水分補給をしてください」と、指導員からの注意。
たしかに陽は当たらないけれど、林の中なので風が通らなくて湿度は高い
「天気予報だと、午後から雨だよな」と、リンさん。
「2時か3時ごろから降るとなってた」
「雨だけならいいけど、雷はやだね」
林の中には5mぐらいに成長した檜(どこかから種が飛んできてそれが成長
した木)があったりするんだけど、広葉樹の林とするために、その木も伐る。
「朴の木 と令法(リョウブ)は伐らずに残してください」
植えたわけではないけれど、有用な木は伐らずに残す。
知らなかったんだけど、令法(リョウブ)の新芽は食べられるんです。
ご飯に混ぜたり、団子にしたり、天ぷらにしても美味しいそうです。
江戸時代など、藩が奨励して植えたりしていたそうです。
昼休憩。遠くでカミナリがゴロゴロ。山の中だけど電波が入ったので天気
アプリを見たら、あと30分ぐらいで雷雲がやってきそうな位置にありました。
「もうすぐ雷雨が来るよ」
「14時ごろのはずだったよな。それより早くなるんだぁ」
「じゃあ、早めに作業するか」
ということで、まだ休憩時間ではありましたが、作業再開。
だんだん雷の音が近くなってきました。13時10分ごろからは雨がポツポツ
降ってきた。それから20分ぐらいで雨が強くなってきて、雷もすぐ近くで
聴こえる。
広葉樹の林、木はまだ10mぐらいなので、落雷の確率は低いんだけど、
無理をして作業する必要はない。
「撤収です。帰りまぁす」と、指導員。
林の中から草っぱらに出たら、けっこー強い雨でした。林の中は木(葉)が
雨を防いでくれていたんだね。
「いつもは現場で用具を回収しますが、今日はこのまま個人で持ったまま
車に乗ってください。事務所で回収します」と、事務局の人。
小雨ぐらいならいいけど、雷はカンベンですね。(^^)/