誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

向日葵

2012-07-25 06:22:54 | 日記
向日葵(キク科)花言葉は、尊敬;あなたは素晴らしい。原産は北アメリカ、インカ帝国では太陽神の象徴とされ、神殿につかえていた巫女たちが、この花の意趣の冠や装身具を身につけていたといわれる。インカがスペインに滅ぼされた16世紀に向日葵はヨーロッパに伝えられ、広く栽培されるようになる。欧米ではどこでも「太陽の花」という意味で呼ばれ、中国でも迎陽花などの名がつけられている。日本でも貝原益軒の「花譜」に向日葵の名が残されている。ギラギラと照る太陽の下に、30㎝もあろうかという大型の花が輝くさまは印象ぶかい。昔、太陽の神アポロンを恋した海の精クリテイが恋に破れ、九日間土の上に立ちつくしてアポロンをみつめていたので、とうとうヒマワリになったという。太陽に向かって回るといわれているが、実際にはそのようなことはない。詩にも詠まれ、画材にも多く使われてきた。園芸品種には、一茎に花を幾つもつけるもの、八重咲き、また丈の低いヒメヒマワリなどもある。種をとつて食用にする種類もある。「向日葵の空かがやけり波の群 水原秋桜子」「向日葵に天よりも地の夕焼くる 山口誓子」「向日葵の大声で立つ枯れて尚ほ 秋元不死男」「向日葵の真昼いささか動く雲 山口草堂」「向日葵と闘う如く描くなる 相生垣瓜人」「海の音ひまはり黒く瞳ひらく 木下夕璽」「向日葵を支へし棒も傾けり 桜井博道」「向日葵をホースの水が乗り越ゆる 橋本美代子」。好んで向日葵の絵を描いたゴッホの墓には向日葵が植えてあり、詣でる画家達がその種をもらって帰ることがはやったとう。(校庭の 向日葵寂し 夏休み ケイスケ)