犬蓼(タデ科)花言葉は、あなたのためにやくだちたい。蓼はタデ科の一年草の総称。種類が多く、冬以外の各季に花を開いているものが見られる。秋に咲くのが犬蓼.花蓼.大犬蓼.大毛蓼.柳蓼.桜蓼.ぼんとく蓼.赤のまんま、など。大方は高さ60~90cmだが、大毛蓼は1.8~2.2mに達する。花蓼は茎が直立し花がまばら、桜蓼は淡紅色の花があいらしい。「食べてゐる牛の口より蓼の花 高野素十」「蓼の花溝が見えぬに音きこゆ 柴田白葉女」「二三日なまけごころや蓼の花 鈴木真砂女」「空あをく魚に旬あり蓼の花 八田木枯」「蓼の花揺れてゐて海の夕明かり 沢村昭代」「蓼咲いて余呉の舟津は杭一つ 三村純也」「下駄履いて人呼びに出る蓼の花 吉田汀史」「伏流水は岩に現れさくら蓼 岡部六弥太」「長雨のふるだけ降るやあかのまま 中村汀女」。(赤まんま 幼子の遊ぶ 赤御飯 ケイスケ)