ナツスイセン(彼岸花科)花言葉は、快い楽しさ。球根植物。山陰や北陸地方以北の人里に自生するが、庭などにも植えられる。球根は大きく、その球根から長さ50~60cmの花茎を伸ばし、8月中旬、その先端に6~7個の漏斗状の花をつける。花は六弁で径約6㎝、淡桃色である。葉が出るのは翌年の3月、葉は線形で、一球から数枚でるが、球根を太らせ、6月には枯れてしまう。「リコルス」は属名で仲間が多いい。中国原産のリコルス.スプレンゲリは夏水仙に似た花で、花色は淡桃色で、花弁の先が青色で美しい。「花かざし夏水仙の独り立ち 沢木欣一」「咲き揃ふ夏水仙に雨あがる 川澄王魚」「松風を聴く椅子ありて夏水仙 則近文子」(夏水仙 色鮮やかに 空仰ぎ ケイスケ)
ノリウツギ;サビタ;ノリノキ(ユキノシタ科)花言葉は、臨機応変。各地の山野に生える落葉低木で、紫陽花と同じ仲間の「糊うつぎ」をさす。高さ2~3m。葉は対生し、長さ5~15cmの楕円形。7~8月、枝先に長さ10~30cmの円錐花序を作る。周縁の装飾花は花序状の萼片15cm個からなり、初めは白色だが、後に紅色を帯びる。幹の内皮から製紙用の糊を作るので、「糊うつぎ」の名があり、北海道では「さびた」と呼ぶ。「行くかぎり未知の空あり花さびた 藤田湘子」「山に寝て夢にも白し花さびた 金箱戈止夫」「一舟が日昏の景や花さびた 中島畦雨」(紙漉きの 檻に浮かべリ 糊うつぎ ケイスケ)
センニチコウ;千日紅;ヒユ科、花言葉は、変わらぬ愛情,不朽、不滅の愛。熱帯アメリカ原産の一年草で、切花や花壇用に栽培される。草丈15~60cm、茎は根元から分枝し、茎の先端に小さい花を集めて球状になる。花色は赤紫または白、桃。かさかさした質感があり、ドライフラワーにしても花色が褪せないので「百日紅」に対して「千日草」の名がある。同様の花形で鮮やかな橙色の花は、同属異種の黄花千日紅である。「み仏に切る紅白の千日紅 野口丈ニ」「一日を善意に疲れ千日紅 川村昭子」「大層な名を貰ひたる千日草 山田閏子」この日生まれの人は、独立独歩の精神が強く、うるさく指示されたり束縛されたりすることを極端にきらい、人に使われるより、独立して仕事をはじめると成功するようです。
葛(マメ科)花言葉は、治癒。秋の七草の一つ。8月末ごろ葉脈に約17cmの穂を出して、総状花序に紫赤色の蝶形花をびっしりつける。花が終わると扁平なマメ科特有の実がなる。花はあまり目立たず葉ばかり茂って風に吹かれては白い裏を見せるので「裏見」を「恨み」にかけた歌がよく詠まれた。「葛の葉の面見せけり今朝の霜 芭 蕉」。単に葛、真葛という場合は葉を指し、花を詠む場合は葛の花、葛咲くというように詠む。野山で葛の花に出会うと、そのつやめく匂いに圧倒される思いがする。葛の根から葛粉が採れ、葛餅や葛湯の原料となる。奈良県の国栖はその産地として有名で、葛も国栖から名づけられた。「わがゆけば露とびかかる葛の花 橋本多佳子」「葛の花水さびしめば水応え 岸田稚魚」「花葛の果の果まで昼の海 飯田龍太」「谷風に遊ぶ蔓先葛の花 香西照雄」「泳ぎつつ湯壺を更ふる葛の花 岡田貞峰」「いずこにか花の匂へる葛の闇 渡辺千枝子」「高館へ風吹き上ぐる葛の花 加藤知代子」「葛の花くぐりて響く流れかな 石 昌子」「葛の花にほひの風を過ぎて知る 篠原 梵」「山川のある日にごりて葛の花 五十播水」「葛の花むかしの恋は山河越え 鷹羽狩行」「葛咲くやいたるところに切通 下村槐太」「葛咲くや嬬恋村の字いくつ 石田波郷」「葛の葉の吹きしずまりて葛の花 正岡子規」(葛の詩は 葉脈のごとく 詞華多き ケイスケ)
茄子;ナス科、花言葉は、つつましい生活。インド原産多年草だが、日本では一年草扱い。春に種子を蒔き、夏~秋に未成熟の果実を収穫する野菜である。その年初めて収穫した茄子を「初茄子」という。茄子紺といわれる特有の黒紫色が美しく、茄子漬けや焼茄子が美味。揚げ物や炒め物などにも合う。日本へは中国を経由して渡来し、200年以上の栽培の歴史がある。日本で多く栽培されているのは「千成茄子」や「長茄子」、「丸茄子」、「青茄子」の系統で、それぞれに品種が多数ある。◎茄子の句には、光沢と紫紺の美しさ、形の面白さが詠まれている。『茄子汁やいつとはなしに夫婦老い 勝又一透』食事ときに会話がなくとも互いに達者であれば十分という老夫婦ならではの心の通じ合う暮らしぶりがうかがえる。自然の流れに従いながら寄りそい合って生きて来た人の揺るぎない年月と実感が出ている名句である。味噌汁に入れると夏バテを防ぐ。「生きて世に人の年忌や初茄子 凡 菫」、「採る茄子の手籠にきゆァとなきにけり 飯田蛇笏」「茄子もぐ手また夕闇に現れし 吉岡禅寺洞」「茄子もぐや日照りかへす櫛のみね 杉田久女」「膨張を思いとどまる茄子かな 和田悟朗」(盆休み 茄子買い忘れ 澄し汁 ケイスケ)
ヒャクニチ草(キク科)。花言葉は、友への友情。メキシコ原産の1年草で江戸時代に渡来。夏の間、長く咲き続けるので「百日草」の名がある。昔は仏花用に庭に植えられた。近年は品種改良が進み、径12㎝の大輪から径5cm以下の小輪まであり、花形も一重、半八重、八重など多様。花色は青以外すべて揃うほどである。属名の「ジニア」で、交雑種や、葉が細いタイプのジニア.リネアリスも出回る。「百日草ごうごうと海は鳴るばかり 三橋鷹女」「心濁りて何もせぬ百日草 草間時彦」「百日草洗い晒しの色となり 本井 英」。尖閣諸島、中国は周辺国と領有権を争う南シナ海において、漁業監視船や巡視船、軍艦を投入し、実効支配をは、内政面で苦境にあり、日本の歴史認識や領土問題を持ち出し、国内のナショナリズムに訴えて人気取りを図る韓国歴代政権の常套手段に出た。日本政府及び島根県知事も竹島保護に万全の処置おこなうべきを、手抜きし、蔑ろにしていた行政の責任は重い。常時陸上、海上自衛隊,連携し国の安全保障を考えなければまらない。平和ボケは国を滅ぼす。(ケイスケ)
鋸草;羽衣草;西洋鋸草(キク科)花言葉は忠実。中部以北の山地の草原に生える。高さ60~90cm、茎、葉ともに軟毛がある。葉は線状で、羽状に切り込みが入る。7~9月、茎の上部が枝分かれして頭花を多数、散房状につける。頭花は径約1cm、白色または淡紅色。「花壇地錦抄」に「鋸草 花白し。 葉にのこぎりのはのことく成りきざみあり」とあるように、「鋸草」の名は葉の形に由来。「西洋鋸草」は明治中頃に渡来。園芸品種には、赤、黄、桃など花色多彩。花壇や切り花用。トロイア戦争のとき、ギリシャの勇将アキレウスは、敵将ヘクトルと闘い、戦のさなか兵が傷つくと、彼は美しい花を兵の傷にあてて、手当てしてやったといわれる。このギリシャ神話にでてくる、アキレウスが用いた薬草が鋸草。この植物は止血作用のあるアキレインという成分が含まれているので伝説もあながち嘘ではなそうだ。「国境に鋸草などはれなり 山口青邨」「夜噺の鋸草にとどきけり 柿本多映」「こころづよき女ともだち鋸草 正木ゆう子」昨日庭の水撒きを忘れた植物達、今朝水を撒くと皆元気を取り戻す。植物達の生命力の偉大さに感心した。自分は、ポカリスエットを欠かさず飲んでいるのに、庭木を忘れないようこの夏を乗りけよう。「背をまげてひとり侘しき暑気中り 杉山岳陽」「夏痩せて嫌いなものは嫌いなり 三橋鷹女」。最近自分でも夏痩せしたように思えて、体重を計ると5㌔痩せていた。(夏痩の 身に怒り溜め 侘しさを 何処で戻そう この怒りおば ケイスケ)
ヤナギラン;柳蘭(アカバナ科)。花言葉は集中する。中部地方以北の日当たりのよい山野に群生する多年草。高さ1~1,5m、茎は直立し、長被針形の葉を対生する。7~8月、先端に長さ10~40cmの花序をつける。花は径2~3cm、花弁は4個、赤紫色である。花名は葉が柳の葉に似て、蘭のような花を咲かせることに由来。森林の伐採地や山火事の後などにいち早く入り込むパイオニア植物で、他の植物が繁茂すると消えてしまう。「笠山が笠を脱ぎたる柳蘭 斎藤美規」「柳蘭揺れゐて揃ふことのなし 村上丘人」「柳蘭登りつめたる緋の綿毛 加藤治美」。同属に
アカバナ科(エピロビウム属;赤花;柳蘭;)アカバナ科(キルカエア属;水玉草;谷蓼)があるが、柳蘭が一番美しい。8月15日終戦記念日に、尖閣諸島に上陸で14人逮捕。韓国李明博大統領が竹島に上陸するなど、日,中、韓3国間に亀裂が生じた。
アカバナ科(エピロビウム属;赤花;柳蘭;)アカバナ科(キルカエア属;水玉草;谷蓼)があるが、柳蘭が一番美しい。8月15日終戦記念日に、尖閣諸島に上陸で14人逮捕。韓国李明博大統領が竹島に上陸するなど、日,中、韓3国間に亀裂が生じた。
ヒオウギ;射干;檜扇(アヤメ科)花言葉は、誠意。山野に自生する多年草。盛夏のころ一茎を伸ばし、分枝した先に黄赤色で内部に紅点の多い六弁の花を開く。花は直径4~6㎝ほど。葉は剣状で扇状に広がる。種子はぬばたまと呼ばれ、枕詞「ぬばたま」とも言われる。「射干も一期一会の花たらむ 石田波郷」「子を産んで射干の朱を見て居りぬ 飯島晴子」(訪ね行く 茅野の山路は 檜扇の紅 ケイスケ)
ホウズキ;鬼灯(ナス科)多年草。花言葉は自然美。庭や畑の隅などによく植えられている。赤い鬼灯の実は馴染があるが、鬼灯の花は茎の下のほうから順に咲いていくので、上のほうが蕾や花でも、茎の下のほうには緑色の実ができている。この袋状のものは萼が変化したもの。花後,次第に大きく発達し、袋状になって果実を包み込む。この青鬼灯が除々に大きくなり、7月下旬から8月にかけて赤く色づく。7月10日、東京浅草の鬼灯市には赤く色づいた鬼灯の鉢が売られているが、その日に合わせて赤くなるように改良された園芸品種。草丈50cm、茎は直立し、節ごとに葉を2枚出す。6月、その葉の付け根から花梗を伸ばし、径2cmほどの淡黄白色の花を一個、下向きにつける。花も短い鐘形で先が五裂、雄蕊は五個である。
「鬼灯や花のさかりの花三つ 水原秋桜子」「かがみ見る花ほほづきとその土と 皆吉爽雨」「鬼灯の花誰かしら目を落とし 飯島晴子」「我恋や口もすはれぬ青鬼燈 風 雪」「青鬼灯少女も雨をはじきけり 石田波郷」「青鬼灯もし灯が入らば何のいろ 岡本 眸」(幼き日 口に含めど 音が出ず 歯ぎしりばかり 幼なき思い ケイスケ)
「鬼灯や花のさかりの花三つ 水原秋桜子」「かがみ見る花ほほづきとその土と 皆吉爽雨」「鬼灯の花誰かしら目を落とし 飯島晴子」「我恋や口もすはれぬ青鬼燈 風 雪」「青鬼灯少女も雨をはじきけり 石田波郷」「青鬼灯もし灯が入らば何のいろ 岡本 眸」(幼き日 口に含めど 音が出ず 歯ぎしりばかり 幼なき思い ケイスケ)