誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

花菖蒲

2013-06-20 05:42:32 | 日記
花菖蒲:アヤメ科。花言葉は、優しい心、あなたをしんじる。野菖蒲を原種とする日本独特の園芸植物で、古くから観賞用に栽培される。葉は長さ30~60cm、偏平な線形で菖蒲の葉に似るが、中肋が太く目立つ。開花は6~7月、高さ100cmの花茎が抜き出て、その頂に径約10㎝の美花を2~3個つける。あやめや杠若より花が豪華である。六個の花弁のうち、外側の三個はさらに大きくなることが多いが、垂れ下がることはない。江戸時代末期に盛んに改良が行われ、花色は、紫、白、絞りなど、花形も多様である。花菖蒲の開花は梅雨時だが、多少の雨に濡れても花は美しい.水陸どちらでも咲くが、水面に映える花姿も美しく、水辺に似合う花である。「黄菖蒲」は同族別種でヨーロツパ原産で、日本でも野生化している。華道でも、杜若はふんわり優しく活けるのに比べて、花菖蒲はきりっと高めにまとめる。「おほぞらはうすぎぬびかり花菖蒲 鍵和田柚子」「花菖蒲たゞしく水にうついけり 久保田万太郎」「きれぎれの風の吹くなり菖蒲園 波多野爽波」。堀切菖蒲園は有名だが日本が原産地だけに他にも有名菖蒲園があリ、また多数の人がこの花の句を詠んでいる。(梅雨空を 見上げて咲けり 白菖蒲 ケイスケ)

ノアザミ

2013-06-19 07:32:36 | 日記
ノアザミ;花薊;山薊(キク科)花言葉は、私をもつと知ってください。日本の山野に六十余種が自生するが、薊はこれらの総称である。野薊は晩春から初夏にかけて花が開くので、俳句では春の季題とする。花は多数の紅紫色の筒状花から成り、紅刷毛のように小ぶりで優しい。総苞に粘り気があるのが野薊の特徴である。花茎は高さ60cm位、葉は長楕円形で羽状に裂け縁には刺が多く野生的である。他の種類の「富士薊」や「山薊」は、茎の高さも1mに達し、紫紅色の大輪を夏あるいは秋に開く。それぞれの植物名で詠むか、季節を区別して詠むか区別せずに詠むか?迷うところである。花の後白い冠毛をつけた実を結ぶ。「花薊珊々と葉をのべぬ 飯田蛇忽」「双眼鏡遠き薊の花賜る 山口誓子」「薊摘んで花の巧みを眼にみいる 篠原温亭」「一輪の薊を持ちし手が疲る 山口波津女」「くもり来しひかりのなかの薊かな 久保田万太郎」「降り出て淡路は近し薊咲く 角川源義」「妻が持つ薊の棘を手に感ず 日野草城」「まへうしろ愁ひの雨の濃い薊 原 裕」。(愛し君 野薊捧げ 君想う ケイスケ)

タイサンボク

2013-06-18 07:15:13 | 日記
タイサンボク(モクレン科)花言葉は、尊厳;自然の愛情。北アメリカ原産、常緑高木。日本へは明治時代に渡来し、公園や庭に植えれる。高さ約10m。葉は12~20cmの長楕円形。表面は暗緑色で光沢があり、裏面には赤褐色の細毛が密に生える。6~7月、枝先に強い芳香のある白花をつける。花は径15~20cmの盃形で大型、花弁は六個が普通だが9~12個のものもある。「泰山」は、中国.山東省にある霊山で、「泰山木」は高貴な花の雰囲気をその霊山の名に借りたものとされる。「礫像や泰山木は花終えん 山口誓子」「泰山木樹頭の花を日に捧ぐ 福田蓼汀」「あけぼのや泰山木は蝋の花 上田五千石」「泰山木かんばせを日にまかせたり 鍵和田柚子」「花のるうちは風きて泰山木 檜 紀代」「泰山木の花に千手のひかりかな 小西香代子」。(芳しき 匂い放てり 泰山木 ケイスケ)。昨日長女より挿し入れあり。「山廃仕込兵庫山田錦吟醸原酒香住鶴」とある。山陰本線、豊岡、城崎温泉、竹野、佐津、芝山、「香住」、鎧、餘部、久谷、浜坂、諸寄、居組、東浜、岩美、大岩、福部、鳥取と続く山陰本線駅名であり、私この間を往復何度利用したことか?東京出発し、山陰本線に乗り換える時間に、間があると京都市内を見物に回ることもあつた。60年前の事で懐かしい。(思い出を よびいおこしたる 山陰本線 ケイスケ)。
 

ウツボクサ

2013-06-16 07:39:15 | 日記
ウツボクサ;靱草(シソ科)花言葉は、協調性。日当りのよい山野に生える多年草。茎は四角形で直立し、高さ約20cm。葉は対生し、卵状楕円形。6~8月、茎の先紫色の唇形花を密集してつける。靱の語源は空穂(うつぼ)。「大和本草」に「うつぼ草 穂の形靱に似たり」とうが、靱は矢を入れる中空の籠をいう。花穂はそのまま枯れて暗褐食色になる。この穂を「夏枯草」といい、薬草とする。「靱草少年暗く蜜を吸う 佐藤鬼房」「野の道は來し方ばかり靱草 斉藤美規」。(遠き道 訪ねられずに うつぼ散る ケイスケ)

アジサイ

2013-06-15 15:54:23 | 日記
アジサイ;紫陽花;七変化.四葩の花;手毬花;刺繍花;瓊花。(ユキノシタ科)花言葉は、移り気;乙女の愛。紫陽花は梅雨の花。梅雨に入る頃に花を咲かせ、梅雨上がる頃に花期を終える。花の色ははじめ緑だが,次第に白や藍や薄紅に変化するので「七変化」とも呼ばれる花びらのように見えるのは四枚の萼で、その中心に小さな花がひとつずつある。紫陽花は日本原産の植物だが、その原種は額紫陽花。これが十八世紀にイギリスに伝わり、西洋紫陽花(hydrangea;ハイドランジア)が誕生した。ハイドランジアとは水差しを意味するギリシャ語。紫陽花の実が水差しに似ているからという。「あぢさゐやよれば蚊の鳴く花のうち 暁 台」「あじさゐや澄み切つてある淵の上 蒼 虬」「紫陽花の浅黄のまゝの月夜かな 鈴木花蓑」「あぢさゐの藍をつくして了りけり 安住 敦」「あぢさゐのどの花となく雫かな 岩井英雅」。(梅雨いりて 悦び咲くや 七変化 ケイスケ)

センダン

2013-06-14 06:30:33 | 日記
センダン;栴檀。楝の花(センダン科)花言葉は、意見の相違。『万葉集』巻五に、「妹が見し阿布知の花は散りぬべしわが泣く涙いまだ干なくに 山上憶良」と詠まれているように、「楝」は「栴檀」の古名である。センダン科の落葉高木で、四国、九州以西の暖地に自生するが、庭木や街路樹として植えられる。高さ7~15m、樹皮は縦に裂ける。葉は南天の葉に似た羽状複葉で長さ50~80cm。梢の葉のわきに大型の集散花序を垂らし、淡紫色の小さな五弁の花が群がって咲く。中国名「楝樹」「栴檀は双葉より芳し」の栴檀は、香木白檀のことで、本種とは異なる。●大木が群がって咲く姿は圧巻だが紫の靄をかけたようで、どこか頼りなさそうでもある。「むら雨や見かけて遠き花栴檀 白 雄」「大利根の水守るや花楝 河東碧梧桐」「花あふち梢のさやぎしづまらぬ 橋本多佳子」「むらさきの散れば色なき花楝 松本たかし」「旅人の旅に倦むとき花楝 森 澄雄」「ゆらゆらと鉄骨あがる花楝 林 徹」「晩学の仰角高し花楝 首藤基澄」「あふち散る淡むらさきの風のこゑ 渡辺隆子」。(花楝 雨に降られて 色虚し ケイスケ)

涼誉松園大姉七回忌施行

2013-06-13 23:23:30 | 日記
平成二十五年六月十三日午後二時より、世田谷区奥沢七丁目九品山浄真寺に於いて「涼誉松園大姉の七回忌の法要が行われた。施主小野光一、参列者山田つね、大角婦帰子、小野謙治。生憎一日中小雨が降り続くので、姉と私は本堂に於ける回忌法要のみで、墓地へのお参りはせず若い二人にお任した次第でした。子供の頃、私は、境内のお墓巡りが好きで、隈なく他家の墓を見て廻つたものだ。特に海軍の少将,中将,大将のお墓が多い。その様な記憶から一昨日調べたら「加藤楸邨氏」の墓がある事判明した。「しずかなる力満ちゆきはたはたと落葉松はいうめざめても雪降りをり 加藤青邨」「寄るや冷えすさるやほのと夢たかへ 加藤知世子」ご夫婦の句も刻まれている様子である。出発12時20分帰宅16時30分。往復和親交通を使用。運賃¥11,740円でした。

舞鶴草

2013-06-13 05:43:06 | 日記
舞鶴草(ユリ科)花言葉は、清純な少女の面影。深山など、冷涼地の針葉樹林下に生える。地下茎は長く横に這い、群落を作る。葉は心臓形で光沢がある。5~7月、高さ8~15cmの花茎を伸ばし、白色の花を多数、穂状につける。花被片は4個で平に開き、先は反り返る。特有の葉形は葉脈が目立ち、鶴が舞う姿を連想させるので、「舞鶴草」の名がある。「舞鶴草風待ちかねて揺れはじむ 河野南畦」「踝に山の夕風舞鶴草 加藤耕子」。今朝は雨、暦の上で陰暦では、立春から127日目、陽暦6月十一、二日ころにあたる。これは暦の上でのことで実祭には、太陽が黄経80度を通過した日としている。南北に細長い本州では、地方によつては可なり異なり、今朝のニュース6時45分では、関東~東北地方の太平洋沿岸に降っいるだけのようだ。「二夜三夜傘さげ会へば梅雨めきぬ 石田波郷」「我が胸に梅雨さむき淵ひそみけり 中村嵐楓子」。「とびからす病者に啼いて梅雨寒し 石橋秀野」。(わらうてはをられずなりぬ今朝の梅雨 ケイスケ)

ヤマ法師

2013-06-12 05:38:46 | 日記
ヤマホウシ(ミズキ科)花言葉は、友情。落葉高木で、庭木にもされる。高さ10~15m。葉は長さ5~10㎝の楕円形で対生する。開花は6~7月。花びらに見えるのは、白い大きな4個の苞で平である。花は小さく緑黄色で、苞の中心に多数つく。漢名は「四照花」。「山法師」は丸い花房を僧侶の坊主に、白い苞をその頭巾に見立てたもの。秋に実のる赤い実が桑の実に似ているので「山桑」ともいう。●風にそよぐ白い花は清楚なイメージで、鳥や雲などと取り合わせた山村の風景が似合う。庭木としての野趣も捨てがたい。「山法師雨降山を雲下り来 村山古郷」「西方の霧が明るむ山法師 能村登四郎」「旅は日を急がぬごとく山法師 森澄雄」「山法師巌に佇たねば水みえず 丸山佳子」「百段の畑も鋤かれぬ山法師 菊池一緒」「山法師渓を隔てて暮れる山 青柳照葉」「母許へ旅の途次なる山法師 中里 結」「夕暮れを浮かれ歩きの山法師 野田禎男」。(山法師 森や林の 途しるべ ケイスケ)

忍冬

2013-06-11 05:41:02 | 日記
忍冬;吸葛;金銀花;竜爪花(スイカズラ科)花言葉は、愛の絆、友愛。各地の山野や路傍に生える蔓性半常緑種で、庭にも植えられる。蔓は細長く、他の物に絡んで伸び、長さ4~5mになる。葉は長さ約5cmの長楕円形で対生する。5~7月、葉のわきに細長い筒形二唇形の花が二個ずつ並んで咲く。長さ3~5cm芳香がある。花色は初めは白だが、後、黄色に変わるので「金銀花」ともいう。すいかずらは「吸葛」で、子供がこの花の蜜を吸って遊んだから。また蜜を吸う時の唇の形に花冠が似ているからともいう。葉が冬でも落葉しないので、中国名「忍冬」。「忍冬の花のこぼせる言葉かな 後藤比奈夫」「忍冬乙女ら森を恋ひ来たり 堀口星眠」「忍冬のだらだら咲きのはじまりぬ 星野麦丘人」。「床低き旅のやどりや五月雨 蕪村;五月雨や御豆の小屋の寝覚めがち 蕪村」梅雨の入りは立春から127日目とされ、大体6月11、12日頃になる。その日からひと月ほどが梅雨期となる。「五月雨の降りのこしてや光堂 芭蕉;五月雨を集めて早し最上川 芭蕉」。(さみだれは 天下一枚うちふりて 庭の鉢みな潤い至る ケイスケ)