イワレンゲ;岩蓮華(ベンケイソウ科キりンソウ属)花言葉は、よき家庭を築く。Sedum Iwsrenge。岩上に生える多年草。わらぶき屋根に生えることもある。観賞用にも広く栽培されている。葉は多肉質で青白色の長楕円形。10~20cmの花茎をだし、穂状に白色の小さな花を密生する。蕚片、花弁ともに5個。多くは開花すると枯死する。和名は岩蓮華で、重なりあった葉はハスの花に見立てたもの。花期9~11月。生育地は、海岸。関東地方以西と九州北部。同属に;ツメレンゲ;ミセバヤがある。群馬県群馬町(野生化)したミセバヤは花が薄紅色で一番美しい。この花を詠んだ句は見当たらない。
紫式部(クマツズラ科}花言葉は、聡明。各地の山野に生えるクマッズラ科の落葉低木。高さ2m~3m。樹皮は淡灰色。葉は対生し、長さ6~15cmの長楕円形。6~8月、葉のわきに淡紫色の細かな花が群がって咲く。果実は径3㎜の球形で、紫色または白色。幽艶な趣を呈する。「紫式部」の名は。紫色の果実のたたずまいを平安中期の紫式部になぞらえたもの。同属別種の「小紫」も同様の花と実が生るので、庭などに植えられる。「慈雨来る紫式部の花にかな 山内八十代」「紫式部添木に添わぬ花あまた 神部 翠」「光悦垣あはあはと花式部 高柳京子」「紫式部呟くやうに咲き初めし 河野絢子」「夢辿る紫式部の花の春 石地まゆみ」。(式部咲いて 往路ばかりの 月日かな ケイスケ)
ウメバチソウ(ユキノシタ科)花言葉は、いじらしい。全国山地の湿っ土地d見られる。家紋の「梅鉢」に花が似ていることからこの名前がつけられた。昆虫を寄せるための「仮雄蕊」を持つ。先端に密腺のよいうな器官があるが、実際は持つていない。昆虫に密をやらずに受粉させるという、なかなかなツワモノの花である。多年草で原産地;日本、台湾、東アジア、千島~サハリン。草丈10~40cm。花期は8月から10月。花色は白。この花を詠んだ句はない。(花が花 騙して避ける 梅鉢草 ケイスケ)
ダンギク;キク科キク属。花言葉は、清楚な美しさ。海岸の岩石や崖などに群生する20~40cmの多年草。茎は群れて生え、上部には銀白色の毛がある。葉は密に互生し、倒披針形で厚く、長さ4~8cm、幅1.5~2.5cm。上半部は羽状に浅く裂けるかまたは切れ込みがない。表面に腺点があり、裏面には銀白色のけが密生syる。頭花は黄色で多数散房状につく。普通舌状花はなく、舌状花だけからできている。栽培菊との交配種もあり、白い舌状花のあるものをハナイソキクという。属名はchrysos(金の)anthemon(花)というギリシャ語起源のラテン語である。花期は10~11月、生育地は海岸、分布地は、東京都、千葉県、神奈川県、静岡県。「菊の香やならには古き仏達 芭 蕉」「どの部屋もみな菊活けて海が見え 吉屋信子」「次の世のしずけさにある黄菊かな 浅井一志」。(貧しさも ひとりにも慣れ 黄菊咲く ケイスケ)
ミセバヤ;タマノオ(ベンセイソウ科、花言葉は、静穏。岩の上に生えるタ年草で10月頃、茎の先端に淡紅色の簪のような花が球状に群がり垂れ下がるのを楽しむ。古くから観賞用に栽培されてきた。強靭な茎は長さ30㎝ほどで、紅色を帯びる。3枚づつ輪生する薄緑いろの葉は、サボテンのように肉厚である。「みせばやの珠なす花を机上に 和知 清」「みせばやの のをさなき与謝群 鈴木太郎」「たまのをの咲いてしみじみ島暮らし 星野 椿」「月の友みせばやの花吊る軒に 山口青邨」「みせばやに凝る千万の霧雫 富安風生」。(みせばやは 古老の独居 静かなり ケイスケ}
ミゾソバ;溝蕎麦(タデ科)花言葉は、純情。一年草の花山野.路傍の水辺に多い。茎の高さ30~80cm。葉は矛形で互生し、8月ごろ茎上に分枝して、10個内外の小花を群がり開く。白や淡紅色のものが多い。「町中に 溝蕎麦覗く 流あり 高浜年尾」「みぞそばの 水より道に はびこれる 星野立子」「みぞそばのかくす一枚の橋わたる 山口青邨」「みぞそばの信濃の水の香なりけり 草間時彦」「溝蕎麦は水の際より咲そめし 高浜年尾」「みぞそばの 花を手折りて とみかう見 星野立子」「傘が来て溝蕎麦の雨ふとくな 中村汀女」「みぞそばのかくす一枚橋わたる 山口青邨」。(蕎麦よりも 長ければよし 溝蕎麦は ケイスケ)
ダルマキク(キク科;シオン属)花言葉は、打たれずよい。海岸の岩場によく見られる1~1.5mの多年草。地下茎はよく横にはう。茎は葉とともにこまかい毛があってざらつく。葉は互生して短い柄があり、長楕円形で、ふちには粗い鋸歯があり、両面に短毛がある。初秋のころ、茎の先に多数の小枝を分け、小形の頭花を散房状に多数つける。頭花は径1.5cmほどで、舌状花は白く、筒状花は黄色で、ともに冠毛を持つ。同属に、シオン、シラヤマギク、ダルマギク,ノコンギク、ミヤマギク、カワラノギク、ハマシオンがある。夫々花の形や色が異なるが、いずれも美しい。春の桜と並び称される日本の代表的な花。古代に中国から渡来したといわれる。菊には延命長寿の滋液が含まれるという伝説があり、平安が時代に宮廷で菊酒を賜る行事が行われた。園芸用の多彩な品種が栽培されるようになったのは、江戸時代中期以降。豪華な大輪や懸崖菊などが各地の菊華展で競われる。(三鷹市役所でも展示中)。「菊の香やならには古き仏達 芭蕉」「白菊の目立てて見る塵もなし 芭蕉」「黄菊白菊其の外の名はなくもがな 嵐 雪」「有る程の菊なげ入れよ棺の中 夏目漱石」「菊咲けり陶淵明の菊咲けり 山口青邨」「どの部屋もみな菊活けて海が見え 吉屋信子」「菊の鉢提げて菊の香のぼりくる 蓬田紀枝子」「次の世のしづけきにある黄菊かな 浅井一基」「葉に混ぜて小菊商ふ嵯峨の口 飴山 實」「こころもち懸崖菊の鉢回す 橋本美代子」「山坂の影に入りけり菊車 吉田成子」。(庭狭く 菊鉢もなし 我家かな ケイスケ)
ヒマラャスギ(マツ科)花言葉は、あなたのためにいきる。ヒマラャ杉とは、大木で、誕生日の花としては、ふさわしくない。NHKの提案は何故この日の、誕生日の花としたのか?聞きたいものだ。日本にはスギの老樹や巨木がとても多い。日本では2千年以上の長寿を保っているスギが数多くしられ、その大部分が天然記念物として保存されている。それを北の方から挙げてみると、山形県の熊野神社の大スギ、羽黒山の爺スギ、山五十川の玉スギ、福島県の諏訪神社の爺スギ、木幡の大スギ、杉沢の大スギ、茨城県の安良川の爺スギ、千葉県の清澄の大スギ、神奈川県の箒スギ、新潟県の将軍スギ、富山県の北般若の羅生門スギ、山梨県の精進スギ、長野県の神明スギ、月瀬の大スギ、岐阜県の石徹白スギ、加子母のスギ、久津八幡神社の夫婦スギ、禅昌寺の大スギ、千光寺の五本スギ、神淵神社の大スギ、神の御杖スギ、大山の大スギ、静岡県の知満寺の十ポンスギ、愛知県の杉本の貞観スギ、兵庫県の妙見の大スギ、奈良県の八ッ房スギ、島根県の玉若酢命神社の八百スギ、山口県の平川の大スギ、大玉スギ、高知県の杉の大スギ、天神の大スギ、福岡県の英彦山の鬼スギ、熊本県の手野のスギ、阿弥陀スギ、金毘羅スギ、大分県の大杵社の大スギ、宮崎県の八村スギ、でこの中の岐阜県の石徹白スギ、と高知県の杉の大スギはともに特別天然記念物で、日本でも一、二を争う大きな巨大なスギである。スギ並木街道は日本の特産で、日光スギ並木街道、は大規模な並木街道としても世界随一のものである。
EPSON EP-807AR=プリンタ―に交換する。インターネツト設定を終了し、恵美子さんからの依頼の山岳風景の作者を調べるべく、プリントする。今月中に吉祥寺東急で開催する画商土橋氏に依頼の絵画を見て貰うこととし、プリントが完了した。作者は村井とある。昭和54年の製作品である。
ヤクシソウ;薬師草(キク科)花言葉は,にぎやか。晩秋の山野でタンポポを小さくしたような黄色の花を咲かせているのは、本種と思って間違いない。30~120cmで、茎はよく枝を分け、その先に直径1.5cmぐらいの頭花をつける。花が終わる頃には白色の冠毛をつけた黒葛色の果実をつけている。根生は葉花期には枯れてなく、茎につく葉は基部が耳状になって葉を抱く。茎や葉は傷つけると白色の乳液がでる。オニタビル属に含めることもあるが、最近はヤクシソウ属として独立されることが多い。漢字では「薬師草」と書くが、薬師如来との関連は不明。花期8~11月越年草で、丘陵から山地の裸地や林のへりなど。分布地は北海道~九州、韓国、中国。関東では群馬県榛名山で見られる。(寒さまし 今朝も賑わう 薬師草 君安らかに 咲き誇れ ケイスケ)