川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

嬉しい電話

2007-12-09 17:43:45 | 出会いの旅
 昨日は荒川区三河島で池商時代の生徒・順子さんとその家族4人と久しぶりにあい昼食をご馳走になったあと、在日コリアンの日本国籍取得権確立協議会の運営委員会に出席しました。
 最近、日本国籍を取得した李福子〈り・ぽくちゃ〉さんの話が印象的です。法務局で国籍取得の動機を聞かれて「よそ者でいることに飽きた」と答えたというのです。日本で生まれて54年、外国人として公民権を持たずに生きてきたのです。そのことを「よそ者」と表現したのですが、わかりやすくインパクトがあります。在日コリアン3世4世5世は今も「よそ者」としてこの日本で生をうけています。この残酷な現実に改めて気づき、ひとびとに問題の所在と解決の道を自分に即して訴えています。普段から明るく元気な人ですが今日は輝くような笑顔でした。
 私たちは少なくとも特別永住資格を持つ在日コリアンは届け出だけで日本国籍を取ることができるような法制定運動をしているのですが、なかなか前進しません。来年は何とかしたいものです。

 このところ、各地から嬉しい電話をいただきます。僕がこの夏以降に訪ねてお話を聞かせてもらったひとびとに写真とブログのコピーを届けたことへのお礼です。高齢の方が多く、手紙がかけないのでという断りが入ります。僕は声の主を思いだしてただただ感謝です。通りすがりの旅のものに心を開いてくださったのです。
 熊野のYさんからは本当に嬉しかったと声を震わせながらのメッセージ。そして、いろいろ議論をしたかったとも。僕が自分の体調を心配して早寝したため、自分の話をしなかったのです。いつか、またと言いました。ぼくと妻の訪問が元気をかき立てたとしたらやはり嬉しいことです。

 今日は杜くんのお兄さんから杜くん夫妻の結婚を祝う会への招待の電話です。杜くんは日本に来て結婚生活を再開し、お兄さんの会社で働いています。前にも書きましたが僕にとっては10数年ぶりの課題がともかく解決したのです。尽力していただいたKさん、Iさんに早速伝えました。来春早々の楽しい集いが想われます。