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川越だより

妻と二人あちこちに出かけであった自然や人々のこと。日々の生活の中で嬉しかったこと・感じたこと。

『喜びも悲しみも幾歳月』  塩屋崎灯台

2012-09-02 09:12:57 | 映画  音楽 美術など

9月2日(日)晴れ

昨夜雨が降ったので涼しくてさわやかな朝です。

きいちご移動教室が「いわき」と決まったので近く下見を兼ねてこのあたりを訪ねてみようと思っています。地図を見ると波立寺のあたりに<06・4・4>とメモがあります。最初の抗がん剤治療終了後、無性に海が見たくなってつれていってもらったのです。6年ぶりです。

移動教室は11月17日です。例によってそれまでこの地域にかかわる記事を書きます。行ってみたいなあと思う方が出てくるといいのですが。

ファイル:Shioya kitagawa.jpg

(塩屋崎灯台からの眺め・震災以前)

塩屋崎灯台。「喜びも悲しみも幾歳月」という映画やその主題歌とともに思い出す灯台です。

若山彰「喜びも悲しみも幾歳月」●http://www.youtube.com/watch?v=xJjWPfmoF78&feature=related

 

「喜びも悲しみも幾歳月」       

「喜びも悲しみも幾歳月」
  作詞・作曲:木下忠司

1)俺ら岬の灯台守は
 妻と二人で 沖行く船の
 無事を祈って 灯をかざす
          灯をかざす

2)冬が来たぞと 海鳥啼けば
 北は雪国 吹雪の夜の
 沖に霧笛が 呼びかける
         呼びかける

3)離れ小島に 南の風が
 吹けば春来る 花の香便り
 遠い故里 思い出す
        思い出す

4)星を数えて 波の音きいて
 共に過ごした 幾歳月の
 よろこび 悲しみ 目に浮かぶ
            目に浮かぶ

 

僕がこの映画を見たのは高一のときですが「おいら岬」はいまや人生の応援歌のようなものです。移動教室でも妻と二人で声を張り上げることがあります。そんなときには自分もまた燈台守になっています。「沖行く船」はもちろん出会うことができた生徒たち。私たちは「二人で一人前」。無事を祈る気持ちだけは燈台守と一緒です。

映画に塩屋崎が出てくるわけではありません。この灯台の台長だった方の奥さんの手記が映画化されたという縁で記念碑がここに建っているのです。

僕は室戸岬で育ったので灯台とは縁があります。台長の息子だった子安麟吉くんとは仲良しだったので時々遊びに行っては灯台に登りました。子安くんのお父さんの前任地は伊豆大島、最終任地は観音崎。大学で再び一緒になって観音崎灯台を訪ねたのが懐かしく思い出されます。父上が案内してくれました。

僕はやがて伊豆大島の高校に就職します。岡田の乳ヶ崎灯台にも行きました。この頃から子安くんの消息が途絶えてしまいました。近年、室戸岬小学校の同窓会を開くにあたって八方手を尽くしてみましたがわかりません。

昨年の3・11で塩屋崎灯台は点灯できなくなったと聞きました。近くの集落は大打撃を受けたに違いありません。一年半がたって再生への歩みが着実なものとなっているのでしょうか。

ちなみに現在では塩屋崎といえばむしろ「美空ひばり」です。碑の前に立つと「みだれ髪」がかかります。ひばり音楽歌碑

みだれ髪●http://www.youtube.com/watch?v=9g0TT96DrPc

参考資料●http://srkanemaru.at.webry.info/200901/article_16.html

 

   

 


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