心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

今日のワイドスクランブルで

2015年08月06日 | ほんのすこし
ワイドスクランブル

この番組は午前中から入っていますが、わたしが見る時間帯はお昼の12:30からが多いです。今日もそのパターンでした。今日は「戦後70年特集」の第二回めということで 大下アナウンサーが故郷の広島で高校生や母校の後輩など今の若者たちが原爆に対しどう向き合っているかを取材したものでした。
すでに70年も経っていることから 被爆体験者は高齢になってきています。そこで広島市では原爆の語り部として次の世代に語り部となってもらうための講習会を行っているそうです。3年間かけてじっくり養成するその内容は 1年目に原爆の史実をしっかり理解し 勉強すること、2年目は 講習参加者がそれぞれ一人の被爆体験者にしぼり その方の体験を知ること、3年目は 実際に担当した被爆者の語り部として結果発表する、審査があり合格した者が次世代の語り部として公認されるというものでした。その一人である30歳の女性がインタビューに応えていました。
最終試験で 彼女が担当した80代の男性の体験を話していましたが、ぐんぐん引き込まれるものがありました。彼女の強い意思が画面を通して伝わってきました。この男性の体験をここで消してはならないという固い決意です。

さらに 大下アナウンサーは「ヒロシマ・アーカイブ」というHPの中にある被爆者の体験談を 実際に被爆体験者にあってインタビューしHP上に掲載している高校生たちを訪ねます。これまで被爆体験者は 自らの体験を語ることに重い口であり、なかなか語ろうとしてこなかったといいます。でも 高校生たちの笑顔と明るさが体験者の心を開いていったというのです。高校生たちの前で実際に体験を語る姿を見ると まるで本当の孫に経験を聞かせているような雰囲気を感じました。語っている方もこういうことを若い子たちに知ってもらうことが本当は大事なんだと思っているようでした。

「ヒロシマ・アーカイブ」バージョンアップの説明
を見ると 首都大学東京のシステムデザイン科の先生が広島の高校生と一緒に作成しているようです。

今日はこの番組を見ることができて 本当に良かったと思っています。大下アナウンサーの自然体なインタビューがとても印象的でした。胸襟を開いてくれるようなインタビューが出来る人だなとも感じました。

原爆の日。
色々な番組が組まれていますが、わたしにとって必要だったのは この「ワイドスクランブル」の大下アナウンサーの取材だと言えます。
まだ広島には行ったことがありません。必ず行こう!と思います。

監督 痒いんですけど

2015年08月06日 | 母のこと
ようやく 念願の?お墓掃除に行ってまいりました。しかも母同伴で。
わたし てっきり一人で行ってくるものだとばかりずっと思っていて。そういえば 昨日の朝早くから母が起き出していたという話を聞いて なんで?と思ったのです。
お彼岸にも雪の多さで 行かず、父の命日にはお墓のある近くで車で待機。
ずっと心に引っかかっていたのでしょうね。だからお墓掃除の話が出たとき 自分も行くと思っていたのでしょう。私はと言えば 去年は一緒に行ったけど、今年は母もずいぶん衰えたし無理だろうなと思っていたので 当然一人で行かなくてはと思っていたのです。
まぁ 何はともあれ 監督がいれば鬼に金棒です。やはり長年こういうことをやっていた人がそばにいるといないとでは 作業に違いが出てきますよ。

朝5時ちょっとすぎ。まだ寝ぼけまなこの母を起こし 準備整え出かけました。車で20分ぐらいの場所にあります。そうそう出かける前にご近所さんが出てきて
「ちょっとちょっと 今日ゴミ出しの日だったけか?」
と声をかけられました。いつもわたしが燃えるゴミの日に朝早く来て捨てて行くのを知っていたからです。
後ろのトランクを開けていたら そのご近所さんの猫 チビちゃんがちゃっかりわたしの車に入り込んでいました。ご近所さんが
「チビ あんたね なんでここにいるわけ?早く出てきなさい!」
と言いつつ チビを出しました。猫は気ままですねぇ。
「お墓の掃除に行くところなんですよ」
と言うと
「あれ、今日7日だった?」
「ううん 明日だけど 明日は無理だから今日にしたの」
そう答えると納得したのか
「わたしも手伝いに行くか?」
と親切な申し出 やんわりお断りしましたが、そう言ってくれる人がいるというのもまた嬉しい限りです。

母とお墓に行きましたが・・・・そこはジャングルか?(笑)
今年は暑かったせいか雑草が伸び放題に伸びていて。凄かったです。園芸用の鎌とか持っていって正解でした。大きなゴミ袋に入りきれないほどの雑草。しかも茎は太く 鎌で何度もゴリゴリしなくては切れないほどでした。汗だくだくで やってました。母は無理をしない程度に周りのゴミを。墓石の洗い方を母から伝授され(去年もやったはずなのにね) あれこれやりましたが、これをずっと母たちはやってきたんだなと今さらながら 母は頑張ってきたんだなと思いました。
母にとって このお墓は 父も弟もいるのですが、その前に父が生きていた頃は父のご両親が入っているお墓でした。結婚した当初からすでに父のご両親は他界されていたので、母にとっては知らない人同然でしたが、一応長男である父 そのご両親のお墓を守ることは大事な役目だと思っていたと考えます。
その後 新しい墓石を父が亡くなる前に買い求めましたが、母たちにとっては念願の物の一つだったようです。

その墓石を丁寧に洗い ふき取り、最後は手を合わせ。
戻ってきましたが、母という監督の元 最大限の力を出し期待に答えたつもりのわたし。
ああぁ でも あの雑草の見事な成長ぶりとところどころに存在する虫たちをやっとの思いで取り除いたわたしは ただいま痒くてたまらんのです。別に虫さされになったわけでもなんでもないのですが、どこかぽりぽりやりたくなる・・・これって精神的なものなんだと思っていますが。
監督の指示の元 やれるだけのことはやった感がありますが、それでも監督が元気な時にはもっと丁寧にやりこなしたであろうなぁと思ってしまいます。
それがこの痒さにつながっているのか?自分のふがいなさに?しかも今日は温泉が休みだよ。仕方がない シャワーでも浴びるか。そんな朝早くからの汗だく体験 ちょい疲れました(笑)
多分 監督も今頃寝ていると思います・・・