心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
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ものが美味しいということ

2017年06月14日 | 母のこと
長年母がお世話になっている薬局があります。今は二箇所の病院で三つの科に通っている母ですが、薬の量は多いです。
何度か行くので、すっかり顔なじみになっている感じがします。薬剤師の方は数名いますが、その中のご高齢だなと思う方(失礼)が担当してくださると、いつも開口一番に「お母さん、ご飯食べれていますか」と聞かれるのが習慣になりました。他の方が担当するときには聞かれないのですが、その方が薬の受け渡しをするときには必ず聞くのです。
ご飯を食べれなくなる、というのは一番きついのかなと言われるたびに思います。

なんか調子が悪かったりするとご飯を食べずに過ごすときもありますが、母のように高齢になるとそれが何かの兆しだと思えるのかなと不安になったりします。今のところ食べたくないなと思っても食べ物が目の前にあると案外ぺろっと食べてしまうので、そんなに心配するほどではないかなと思っています。
母の場合は支度をする、準備をする、持ってくるのが億劫になるということがあるかもしれません。リハビリのつもりで台所まで歩いたりしますが、それでも歩くことは母にとって苦痛につながることでもあるからです。ソロソロと家の中を歩いている母を見ていると、その苦痛をいくらかでも和らげてあげたくなります。
でも歩かないでいるとますます駄目になるので、痛みをこらえて動いているとだんだん動けるようになると言います。

なんでも最初の一歩が大事だよ、と。痛いだろうからと尻込みしているとそのまま退化してしまう・・・、だから自分なりに考えて少しずつ体を動かすことをしているようです。
美味しいと思えることは生きてるという気持ちを味わうためにも必要なことなのかもしれません。そんな高価なものを食べたりするわけではありませんが、季節それぞれのものや好物があると目が輝くので、人間って食べる行為はすごい大事なんだなと母を見ていると思います。というわたしもそうですけどね。そんなに食べ物に固執していないよ、と子供たちには話しますが、食べたくないものが増えたら困るなあと思っているわたしです。

食べ物が美味しいと感じること。
これって大事ですね。
いつもの薬局の方が気にしてくださるように、年を取るごとに食べることに興味を持っていかなくては・・・と思うのでした。

ちぐはぐ

2017年06月14日 | ほんのすこし
母のところでもらってきたお菓子ですが。
この季節にふさわしくゼリーでした。
でもね、桜の花が入っているんです。これって・・・器選びに迷います(いや、そんなこと考えずに食べれば? ってこともありますが)。
で、わたしの少ない器の中でこれが綺麗に映る器を探したわけです。

あれこれ入れてみて。



一番良く見えるのがこれかなと。



桜の花が綺麗に見えるかと。他にも入れて見たのです。暇ですね(笑)というか、入れているうちにゼリーが形を・・・、そんなお馬鹿なわたしです。

で、落ち着いたのが冒頭の器でした。

でも食べようとしたら、底に見える画像が・・・ススキ。
春の桜の花のゼリーに底はススキって。
なんか、どこかのだれかに叱られそうなチョイスだなと思いながらしっかり食べました!
味は、とっても美味しかったです。桜の香りが漂っていて、上品な香りのするお菓子でした。ありがとう、叔母さん!
上品から程遠いわたしにはこういう品に巡り会えることが最高なのです。

今日は歩いてきました。
でも昨日からの仕事の問題があって、そのことが頭から離れずずっと悶々と。歩きながらもそのことだけが頭から離れず。帰ってからもあれこれと。これから指示を出す予定です。ふいに訪れる問題は案外前々から出ていたことだったのかもしれないと、反省ばかりの昨日今日です。
それでも歩いたことで思考が少し落ち着いた感じがします。

お菓子のちぐはぐな選択を見ながら、問題のちぐはぐはどこに発端があるのかとかなり昔のことまで思いを馳せる羽目になっています。
今日も会社かな・・・