心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

電話で

2017年06月23日 | 母のこと
午前中に電話することは滅多にないのだけど。
なんだか気になって母に電話した。
スマホで市川海老蔵さんがブログに書いていた言葉が・・・という記事を読んで胸騒ぎがした。電話をすると叔母とふたりで針仕事中だったらしい。

「あのね、まだはっきりしないけど、麻央さんが危ないというか、だめだったかもしれないって」
「あぁ、やっぱりかあ。だいぶ弱っていたものなあ」

退院してきた辺りにニュースを見ていた母が
「この人には長生きしてほしい」と話していた。その顔がなんとも辛そうな顔で、重い病気を患い戦っている人へのエールをこめた顔だなと思って見ていた。母にしかわからない病気と闘う人の気持ちもあるのだろう。
「こんな可愛い子供たちがいるんだから、もっともっと生きてほしいよ」と続けて言った。

わたしはその言葉を聞きながらうなづくだけだった。

頑張ったんだね、と電話口でふたり。

麻央さん、母も応援していたんですよ。苦しいはずなのに笑顔が綺麗だって。

ほんとにさよならしたんですね・・・ 若すぎます・・・





どうしてこんなに

2017年06月23日 | 朝のことば&つぶやき
※※※

生きているうちには
”どうしてこんなに・・・” と思えることが
次々に訪れることがある

一つの問題が起きたと思ったら
解決しないうちに次の問題がやってきて
一体 なぜ こんなに? と
自分自身の生活が急に苦しくなってしまう

自分だけがこんな目に遭う事への不安がまとわりつく

そのときは見えない
決して自分だけがこんな目に遭っているのではないということに
そのときは考えることができない
自分だけじゃないということに

渦中にあるときほど
見失っていることがある

母の庭の大きな柘植の木
剪定していると
「いったん離れてじっくり眺めてみるといいよ」
と教えられた

見えてなかったものが見える
目の前に没頭していたけど、全体から見たら
なんとちぐはぐな形になっていた

どんな難問も与えられたことに意味があると
乗り越えられないものはこの世にないのだと
そう思いたくなる

遠くで辛い思いをしているだろう
その人へは
どんな言葉も嘘くさく聞こえて仕方がないけど
それでもあなただけではない、と
そばに大事な人たちがいる、と
風の便りが運んでくれるだろうか

※※※

どんな小さなものにも命がある。

※※※