渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

描画

2020年11月11日 | open



描くならば、こういう絵を描きたい。


冬用アウトドアコート

2020年11月11日 | open
 
冬の野外活動ではこれが威力を発揮する。
陸上自衛隊の外套だ。
米軍モッズコートより短いが、機能性は
かなり優れている。
 
極めて暖かい。
レプリカではない本歌実物。
赤外線に反応しない特殊加工のやつね。
 
昭和時代とは違って、陸自の被服は非常に
よく開発されている。
あらゆる物が世界最高水準だ。米英を遥か
に凌いでいる物品が多い。
レーションなどはフランス、アメリカをも
抜きダントツで世界一である。
海外の軍歴経験者に陸自レーションを食わ
せると誰もがぶったまげる。
米兵はやたらめったら「どん兵衛」が好き
だけどね(笑)。
以前、何度か現役米兵とフライフィッシ
ングをしていたら、雨がぱらついたこと
があった。
その時、白人と黒人のその仲良し米兵
たちは、パッと合図したようにバック
パックからゴアテックスのアウター
を取り出してサッと着るんだよね。
素早く。
釣りでも装備しとんかぁ~い!とか
思ったけど、こっち見て黙ってニッ
と笑って親指立ててる二人がちょいと
憎らしかったな。グラサンかけてよ~。
こちとらも偏光サングラスは必着
だけど。
全天候型の装備てのは大切よね。
身を守るために。お飾りファッション
ではなくさ。

陸自装備被服で、とても残念な事がある。
それは、世界最高と謳われた米軍MA-1を
確実に凌駕している「簡易作業ジャン
パー」が昨年春に全廃になったことだ。
私も日常的に愛用しているが、これの
便利さを知ってしまうと、他のナイロン
ジャンパーは着る気が起きない。
光に透かすと判るが、内部の型の構造まで
徹底して考え抜かれている。
日本人のモノヅクリの丁寧さと徹底的な
良質性がよく判る製品となっている。
縫製とかの品質ではない。設計段階からの
モノが海外物と別物なのだ。
服は軍物でも英国、イタリアとは云われる
のだが、自衛隊納めの日本製はとてつも
ない質性の高さを持っている。
 
廃番になってしまい、残念この上ない。
今在庫があるPX物以外は、今後は一切、
手に入らなくなる。現存する数十万人分
制式物は全て廃棄処分となる。
勿体なさすぎる。
これをやめて新たな新物を一から作る
などというのは、国防予算の無駄使いの
極みだ。このジャンパー、このままで世界
最高よ。全てが。

テント

2020年11月11日 | open


テントは、やはりこの形が一番安心感が
ある。私の場合。
最近、キャンプブームでこのタイプの旧式
軍用テントも人気が出て品薄というのが
いかんともしがたいが、使ってみて解る
のが三角テントの快適さでもある。
それとワンタッチ式は、フレームが変形
したらどうしようもないが、このタイプ
はロープを樹木に張れば立てられる。
樹木が無ければ、ポールを枝で作れば
テントになる。緊急時には。
ワンタッチ式ドーム型は、極めて便利だ
が、軍用としては一般的に採用されていな
いのは、そうした思わぬ弱点があるから
だ。

便利を求めすぎるということは、万能性
において落とし穴を作るということでも
ある、という教訓を歴史から学ぶことが
できる。
軍幕は軍幕として成立する要件があるし、
軍用テントは軍用としての汎用性と多角的
で柔軟な臨機応変の応用力を備えているの
である。

軍隊の物資全てがよくないことではない。
人間生活では、実に多くの転用品が人々
の日常生活に溶け込んでいる。
トレンチコートや学生服などもそれらの
ひとつだし、飯盒もそうだ。
物品が悪いのではない。
「戦争」がよくないのだ。
そして、戦争準備段階で行なわれる「国民
統合」が。
そこでは思想信条宗教の自由は否定され、
基本的人権は無視される。
それは、人が人ではなくなることが断行
されるのだ。

カフェではなく喫茶店

2020年11月11日 | open





旧友のウェブで懐かしい店を見た。
早稲田のサテン。
地下鉄東西線の駅の真上にある。
今は営団ではなく、東京メトロというの
だったか(笑)。
「帝都高速度交通営団」という名前のほう
が弾丸鉄道みたいでカッコいいのにな。
「帝都」にいちゃもんでもつけられたか。

それにしても、テンポイントのことは、
思い出しても涙が出る。

ランタン

2020年11月11日 | open



私のこのランタンは、ちとショボい。
家電屋さんでなんか買った時にオマケで
くれた物なので文句は言わないけど、
ランタンという役目よりも、ぶつからない
ような場所示しの用途に適している。暗闇
の目印のような。まあ、灯台みたいなも
んか。

ホワイトガソリンのランタンは明るくて
キャンプでもいいよね。最近はLEDが
主流になって、コアなキャンパーしか使
わないけど。私もシュコシュコバーナー
は何十年も使ってない。
明治の時、街にガス灯が灯った時に東京
の人々は今まで見た事のない明るさに
驚いたというが、ガス灯は確かに明るい。
白ガスのランタンも明るい。
それでも、中学の時に使っていた石油の
ランプも結構明るくて案外使えた。

これはこれで、役には立つ。
サブとしてのメインかな。
どっちやねん。
あの犬チャウチャウちゃうか?
ちゃうちゃう、みたいな。


軍用ポンチョ

2020年11月11日 | open

軍用ポンチョとはこういう物。
ソ連赤軍の狙撃兵、バシリ・ザイチェフ
が来てたようなやつ。
テントにもなる。

陸上自衛隊のポンチョはこれ。
陸上自衛隊はドイツ軍の迷彩柄物を参考
にドットパターンが80年代に制式化された。
リバーシブルで、裏はオリーブドラブ色
になっている。
本歌ミルスペック物は17,000円位。
ポンチョとしてだけではなく、軍幕にも
なる。広げると畳3畳程でかなり大きい。
シェルターとしては1着でも使えるが、
テントにするには2着を繋げて使う。


軍用ポンチョは便利だ。
こういうポンチョも好きだけどなー(笑)。


ちなみに、雪中迷彩は白色系になる。
迷彩とは、単色でも迷彩色であるのだ。


これは20年ほど前に東京の近所の奥さん
が作ってくれた手製冬用ポンチョ。
かなり気に入ってる。
めちゃくちゃあったかい。


このポンチョは持っていない(笑)。