渓流詩人の徒然日記

知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~

ソン・イェジン

2020年11月24日 | open


ドラマ『愛の不時着』を観ていて思う。
この人の演技力というのは、一体なんな
だろう、と。
彼女についてリサーチすると、役者とし
て秀でているだけでなく、プライベート
の素顔も性格が凄く良い人のようだ。
単なる韓流スターではない。
韓国を代表する百年に一度の女優なので
はなかろうか。
私は『私の頭の中の消しゴム』(2004)で
脳天ハンマーをくらった。

『愛の不時着』では、北朝鮮も韓国も性格
がねじ曲がった人間がやたらめったら出て
くる。ほぼ全員がそうだ。
その中で、主人公の彼女と彼女を助ける
北朝鮮の兵士5人と韓国の保険屋の男と
直属の部下だけが性格良き人として描かれ
る。
ただ、あくまでこれはドラマだが、北朝鮮
も韓国も「物」によって上に媚び、下に
薄くあたる人の慣性は「ごく普通」なのだ
ろうか。
ドラマの主人公の悲恋の二人にしても、
必ず「見返り」を求めることが当たり前の
朝鮮人の感覚を前提にキャラクタが描かれ
ている。その物欲主義はまるで中国のよう
な即物性を示しているのだ。
例えばプレゼント、例えば贈賄、例えば
友情の証としての物品の授受。
そうしたことがごく当たり前であり、その
ことに罪悪感もないので、それから外れた
「見返り無しで身を挺する」行為があたか
も特別な事であり美しい輝きを持つ、とい
う路線で描かれる。

日本人にはよく解らない部分だ。
かつて武士という階級、種族がいた日本
では、「金儲け=悪」という不動の思想
があった。赤貧は清貧でもあった。
朝鮮人は中国的であると同時に欧米的で
あると感じた。
友人知人の在日朝鮮人の人たちには全く
そうした即物的な感性を感じたことは無
かったのだが、本国人と在日では感覚が
異なるのかも知れない。

ある白人男性が世界一正直な国は日本だ、
ということを確信したので、世界各国で
実験をした動画をYouTubeにアップして
いる。
わざと財布を50回落とすのだ。それを隠し
撮りしている。ヤラセ無しで。
ただ唯一、日本のみが財布を落とすのに
気づいた人は50人全員すぐに拾って走り
寄って渡してくれる。全世界でそんな国は
日本だけだ。
「日本人は世界一正直な人たちだ」とその
外国人ユーチューバーは説明している。
日本ではホームレスのおじさんでさえ、
財布が落ちたのを見たら拾って渡してくれ
ていた。

別に不思議なことではない。
人の物を盗むことは悪い事である、という
教育が日本では古来より徹底して子どもに
躾られているのだ。学校でも教える。
しかし、同じアジアでも中国や朝鮮は考え
方が違っていて、人のものを盗む人は頭が
賢い人、という感覚があるのだ。
この違いは大きい。
何か盗まれたら、盗まれたほうが間抜けと
してなじられるのである。
中華思想によるこうした感性が骨の髄まで
あるがゆえ、人の国土を盗って占領しても
「何が悪いの?うちの土地だよ」という
感覚がスンナリ通るのだろう。
そして、そうしたことが文化として長く
定着している国は、国民自身がその事に
ついて自問して変えて行こうとは思わな
い。日本の地方の田舎の人間の感覚にとて
も似ている。良い悪いは別として、日本人
の国内の田舎の人間の感性は非常に朝鮮人
や中国人に似ている。そっくりだ。
そうした人間たちに限って、嫌韓と反中を
旨に排外主義的民族差別をやるが、日本人
に対しても同様の言動を為す。
地方に転住して、あまりに東京横浜埼玉の
首都圏と人的資質が異なりすぎるので、
私は驚いた。まるで外国人を見る思いだっ
た。
なんか、どこかでこうした質性を見知って
いるぞ、と思ったら、朝鮮人、中国人の
感性ややり方に日本国内の地方の人間たち
はソックリの瓜二つだったのだ。

本人たちは、悪気はない。
ものの価値基準が違うのだ。
なので理解しがたい現象が起きる。
日韓、日朝、日中問題は、人的感性に及ぶ
面については、決して理解し合えない。
共感が生まれないからだ。
日本国内も全く同じで、東京首都圏・近畿
大阪圏の現在の都と過去の都以外の田舎と
都人の感性は全く異なる。
一つを挙げると、お笑いにおいても、中国
地区には「突っ込み」の文化は存在しな
い。「はあ?なにそれ?」なのだ。東京
大阪には存在する。
お笑いのネタとしても突っ込んだら、岡山
や広島ではムカッとして気分を害したりす
る。
地方人も懸命にギャグを言おうとするの
だが、都会の笑いとはあまりに感性が違い
すぎる内容なのでひとつも面白くない。
落語が存在しない土地で落語の面白さなど
理解される訳がない。ただの外国語を聴い
ているようなものだろう。

『愛の不時着』では、一つ注目すべき事が
ある。
主人公の韓国の財閥の令嬢のソン・イェジ
ンを救った北朝鮮の5人の兵士たちは、正直
の上にバカが付きそうなくらいに真面目で
良い人たちとして描かれている。
主人公の女性のほうが結構スレッカラシな
のだが、彼ら5人は最初から最後まで良人
なのだ。まるで神に止められたリンゴを
食べる前の人間のように。5人とも、意地
っぱりもいるが、人柄がとんでもなく良
い。
北朝鮮の人にその姿を描いた意味は大き
い。
本来、朝鮮人はそうありたい、というよう
な「仄かな希望」のような表現を彼ら5人
に見ることができるのだ。

彼ら5人を見ていて、まるでヤジキタなの
だが、これも何かどこかで見た気がする。
そして、気づいた。
これは、「失われた日本人」の姿なんだ
よ。そして、それは、「無くした朝鮮人
の大切なもの」でもある。
つまり、人としての良質さというものに
は国境なんてないんだ、ということに深い
ところで気づかされる。

面白いシーンがあった。
北朝鮮から韓国に極秘裏に入国した兵士
たちは韓国のフライドチキンの店で食事
している。
その時、あまりに店内のテレビのサッカー
の試合放送に客が騒ぐので、静かにしろと
一人が仲間に言う。
すると「今、韓日戦なんです」と。
それからは、極秘任務の兵士たちも、韓国
人と一緒に「大韓民国万歳!!」と叫んで
応援する。
韓国チームが日本に勝った時、店内の客
たちは狂気乱舞する。
この手の光景はよく見る。広島で。
広島県はカープファン以外は人に非ず、と
いう強要を公共放送でもやっている土地
だ。韓国での反日と全く同じ論理や言動
パターンで自分らのみを唯一絶対とする。
そうして、南北の祖国統一は反日を軸に固
まる。
私は、北朝鮮から韓国に来た4人の部下の
兵士たちは、「神から止められたリンゴ」
を韓国で食したな、と思った。
そのように自己利益のことだけを中心に
他者を排除することでまとまるまとまり
などは、人として最低であるのに。

文化の違いは仕方ない。
それにより理解不能なことがあっても、
自分が属する文化を基準に相手を非難して
はダメだ。
例えば『愛の不時着』では、財閥令嬢な
のにソン・イェジンはいつも肘をついて
くちゃくちゃ音を立てて食べる。
これはそれが無作法で失礼で無様で見苦
しいとはされない国や場所や種族の中で
生まれ育ったのならば、それについて何ら
改めることはしない。
日本人の蕎麦を音を立ててすするのにして
も、欧米人からしたら、食事の席の横で
立小便するくらいに下品で無作法な事なの
に、日本人はそれが当たり前なので改めた
りはしない。
「え?何か?」なのである。
文化に国際基準はない。

難しいよね。
人がわかり合える事と、わかり合えない
事というのは。

革ジャンはダブルライダース

2020年11月24日 | open

(16才)

高校時代の44年前から現在まで愛用の革
ジャンのタイプはダブルライダースだ。
ちょい乗りで仲間とそこらに出る時はMA-1
タイプの革ジャンだったが、峠とかを走り
行く時ダブルライダースだった。

(21才)


何着かあるダブルのうち、このライダース
はうちのMCの若いもんに進呈した。


今の愛用は1970年代製のAVIREXのダブル
ライダースだ。
二輪乗車時、前傾姿勢でタンクにベタ伏せ
でも前ジッパーでタンクに疵がつかない
ように、自分でガードのフロントフラップ
縫い付けて改造している。
これは自分のカドヤにも同じ加工を施し
ある。
このフラップガードが無いと、金属ヤスリ
で削ったような疵がタンクについてしま
うのだ。塗装が剥げると、ガソリンタンク
そこから確実に錆びて穴があく。
車体に触れる部分に金属ギザギザパーツが
あるウエアはそのままでは車に対して良く
ない。
なお、レーシングウエアはジッパーが全て
隠れる造りになっている。これは、抵抗を
減らす為と、もちろん、引っ掛かりの危険
除去と引っ掻きによるマシン傷めの防止の
為だ。

(60才)


秋の京都

2020年11月24日 | open


朝馴染みがあることで京都に行って来た。
今時分、京都は美しい。
チョアヨ〜!