知恵の浅い僕らは僕らの所有でないところの時の中を迷う(パンセ) 渓流詩人の徒然日記 ~since May, 2003~
↑![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/90/f07875335edb8e18d3b66ad510363019.jpg?1634412665)
いただいたシソの穂を妻が佃煮に
した。
うちは料理に白砂糖は一切使わない。
ただ、白砂糖を一切使わないという
方式については、本物の和食では
白砂糖は一切使わないのよね。
ちゃんとした包丁人のいる料亭と
かでは。
卵焼きでも、溶き方だけで甘くな
る。
料理も出汁の取り方ひとつで甘み
を出せる。
その舌で育つと、外食でも砂糖を
使っている物はベタベタしている
のですぐ判るようになるし、素材
の味がどう出たり引っ込んでしま
っているかがよく分かる。
舌が生きて来ると、「料理」が
解って来る。
物が見えると、世の中、いい事と
悪い事があるのだが(笑
本当のところが見えてしまうと。
この佃煮は砂糖ではない物で糖分
を付加した。
甘辛煮で、べらぼうに美味い。
これだけでご飯が何杯でも行けそう
な感じ。
紫蘇の穂の佃煮などは売っていない
だろうから、まあなんというか珍味
というものか。
いやあ、いけるど、これ。
(下処理で元来の糖分を増幅させる
事も可能です。雪下にんじんの原理
のように)