神奈川県の湘南逗子には関東では
有名な心霊スポットとして「小坪
隧道」がある。
大昔から幽霊が出ると噂されて
来た。
車で走っていたら、フロントガラス
にべったりと手形がついたとか、
いろいろ。
私は心霊現象も霊の存在も否定
しはしない。なんか変な現象が
あることは存在するからだ。
そしてそれが時に写真に写り込む
事も。
先輩がアウシュビッツに行った時
に写真撮影したら、嘘みたいな話
透き通ったユダヤ人がごちゃまん
と写っていて、その写真を妻と見た。
「わ~。なにこれ」と。ガス送り
の部屋で。
あと、靴が山積みにされている
のだけど、そこにも大勢同じ服
を着せられた人たちが透けて
写っていた。
そういうことって、ある。
1960年代に実際に現地に遊学
渡航した時の写真だった。
彼はマルクス主義者だったが、
「奇怪な現象は存在する」と
して、その写真数葉はずっと
持っていた。お祓いがどうの
とかは無視している。
そっち系の人間の言うことは
一切信用していないからだ。
ただ、現実に不可解な現象が
現出したという事実の証拠と
してその写真は捨てないのだ
と言っていた。
高校の時から何度も逗子の小坪
トンネルを通ってみたが、私に
は何も起こらなかった。
霊の存在を否定しないのは、私自身
が妙な体験を多くしているからだ。
そして、私自身は出てきたら驚く
事はあっても恐怖心は一切無い。
むしろ、この世に出てきて人心を
惑わす未練たらしい不届きな奴と、
再度斬り伏せて二度死にをさせて
やりたいような気になる。
妖怪、物の怪、幽霊の類は存在の
有無は分らぬが、よく妙な物には
出くわす。
近場の心霊トンネルとしては、
岡山県倉敷市に「古城トンネル」
という地元では有名なトンネルが
ある。
う~ん。仕事でもプライベートで
も何度も通ったが何も起きなかった。
もっと近場では、広島県福山市の
旧称後山スカイライン、現名称
全線通して「グリーンライン」と
いう観光道路がある。
40年前は走り屋のメッカだった峠
のワインディングね。
殺人事件や谷の茂みに死体遺棄等
があった峠道で、事故での死傷者
が後を絶たなかった道だ。
ここには、今もいるね。
ウヨウヨいる。
車やバイクを止めて、道で茂みを
撮影してごらんなさいな。
茂みの中からこちらを見ている
顔が写真に写っていたりするから。
学生時代の友人はある写真週刊誌
のライターをやっている。
没写真が結構あるという。
ある有名な自殺スポットでグラ
ドルの撮影をしたら全没とかさ。
なぜかというと、海面からは
無数の手が手招きするように
突き出ていたりとかしてるのが
写ってたりして全部ボツらしい。
逃げたらダメなのよ。
背中を向けないの。
心霊廃墟やその場所では。
逆にズンズンズバーッと突撃して
その妙なモノどもを全員めった
斬りで退治してやるようなつもり
で進むんです。
でも気を付けないと。地形とかは
よく観察しながらね。
突貫の果てが崖下だったりとか
したら、こちらがそれでオシマイ
だから。
それは、あちらにしてやられたり
で、今度はこちらが無念のまま
魂が漂うことになる。
で、生きている現世のエクソシスト
にやられる側になってしまう。
幽霊というのは、いても怖くは
ないんですよ。
一番恐ろしく怖いのは生きている
人間。
これは悪魔以上に悪なる存在だ
から。
人類は造られた時には無垢だった
のに、生まれた時からしばらく
すると教えに背き原罪を背負った。
そして、悪魔にそそのかされた
人間は悪魔以上の悪の体現者に
なった。
悪魔よりも醜悪で悪そのものの
存在になり果てた。
幽霊などは子ども騙しみたいな
もん。
一番恐ろしく、警戒すべきは
人間という存在です。
「良心回路」を持っているキカイ
ダーのほうが、「良心回路」を
全く持っていない人間という存在
よりも良質な存在かもよ。