![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/3e/f1012865692887993ce995692c4a2bff.jpg?1699510757)
「旋回中にはスロットルを
開けるな」
転ばない方法はこれに尽き
る。
開けもせず、閉じもしない
区間が一番マシンが寝てい
る区間だ。
そのパーシャルという区間
でスロットルを開けるとリ
アが滑り、フロントから転
倒する。
スロットルの開け始めも車
体は寝ているが、アクセル
を徐々に開けるのはコーナー
の出口であるので、車体が
起き上がって来ていて、タ
イヤも十分に接地面積とト
ラクションを確保するので
開けられる。
クリッピングポイントより
先は出した膝は折り畳み、
前傾姿勢で加速する。
コースでも公道でも同じだ。
なお、ターニングポイント
のエイペックスとクリッピ
ングポイントは異なる。別
物。
ターニングポイントとは回
頭する頂点=エイペックス
の地点であり、クリッピン
グポイントとはイン側の車
体との最短距離地点の事だ。
クリップを舐めるように立
ち上がって行くが、そのク
リップ地点では既に回頭も
終えて、加速しながらクリ
ップを通過する。
特に公道では、出口が見え
るまで絶対に加速してはな
らない。その点はコースと
は異なる。
出口が見えてから開けるの
で、当然公道とサーキット
では走るラインが異なる。
サーキットと公道で同じな
のは、マシンの操作方法だ
けだ。走行軌跡は異なる。
ちなみに、巡速旋回であろ
うと、上体や頭部が直線巡
行と同じというのはあり得
ない。
バンクに対し頭部は垂直に
し、腰も肩もインの前側に
入れるからだ。
その入れはほんの1センチ
でも2センチでも旋回性に
大きく影響する。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/10/7f/02b1c2ad422039aee588a7172c94c80a.jpg?1696403198)
リーンウイズであっても、
車体の上に座像のように
同じ姿勢で凝り固まって
いる二輪の乗り方は存在
しない。
それはヤジロベエと同じ
作用が生まれ、全く二輪
を運転手が制御できてい
ない事になる。
身体を入れ込むから、頭部
は旋回中には前方に移動し、
さらには下がる。
結果としては、度数の違い
はあれ、綺麗なリーンウイ
ズは旋回においてはリーン
イン気味になる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/fc/96acd8b793354e2f66d252fad3523a6b.jpg)
ちなみに厳密に類別すると、
ハングオンはリーンアウト
になる。頭こそ寝かせた
車体より逆側に大きく出な
いが、倒れる程に寝かせた
車体に対して上体は垂直に
なり、頭部は車体センター
軸上にある。それは相対的
にはリーンアウトとなるの
である。
リーンインではバンクだと
膝どころかボディそのもの
が擦ってしまい旋回走行が
できない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/08/07/56b5bf878dba9c58b6e1c37148780ee6.jpg?1699513604)
二輪のバンクさせる旋回と
いうものにはステップも使
う。
ステップをただの足載せと
思っていたり、直線であろ
うと車体と足の間に隙間が
空いていたりするのは二輪
の操縦には存在しない。